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ファイナンシャル・プランナー花輪陽子のシンガポールたより vol.44
22.03.10 | 紹介
■ 遠くの戦争は買いなのか/有事の金/
S&P500vs全世界株式インデックス
投資するならどっち?
こんにちは。
シンガポール在住、ファイナンシャル・プランナーの
花輪陽子です。
ロシアがウクライナに侵攻し、株式市場は下落 (取引を停止していたモスクワ証券取引所は再開後、一時、
前日比20%下げました)、反対に有事の金や原油などのコモディティは高騰しています。
「遠くの戦争は買い、近くの戦争は売り」
という格言がありますが、日本経済もエネルギー価格が高騰すると大きな影響を受けそうです。
慎重に優良銘柄の買い場を探すなど、急がずにじっくり投資先を探すのがよいでしょう。
また、やはり、この局面でもポートフォリオに金と銀を入れておくと、株価の下落と金価格との上昇が相殺されてバランスされました。
■ S&P500vs全世界株式インデックス 投資するならどっち?
「S&P500vs全世界株式インデックス この先、投資するならどちら?」
というご質問をいただいていたので回答したいと思います。
結論から言うと、全世界株式インデックスのほうがベターだと感じます。
理由は今後、米国優位の市場が是正され、国によるリターンの差が少なくなる可能性が
あるからです。
過去10年間では米国株のパフォーマンスは好調でした。
しかし、歴史を遡ると、必ずしも米国株一強の時代が続いていたわけではありません。
分散の観点からは全世界株式を保有するほうがベターです。
投資家のジム・ロジャーズ氏も日本や中国など他の国のインデックスに投資をしたほうが
儲かる可能性があると言っています。
全世界株式では株式時価総額に応じて投資比率が自動的に調整されます。
特定の国に偏ることがないために地政学的リスクを抑える効果があるのです。
つみたてNISAやiDeCoで積み立てる場合、一本投資信託を選ぶには全世界株式インデックスが
ベターでしょう。
■ 10%前後高インカムのリバース・コンバーチブル・ノート(RCN)とは
株式市場の低迷や、債券利回りの低下により、インカムゲインを求める投資家は、
キャッシュフローが大きく悪化する可能性があります。
そんな中、短期間の仕組み投資商品であるリバース・コンバーチブル・ノート(RCN)が
注目されています。
RCNは、比較的短い満期(3ヶ月から1年の範囲)で従来の社債よりも高い利回りを提供できるため、
一部の投資家にとって魅力的な商品となる可能性があります。
高いクーポンの反面、独特のリスク特性を持つ複雑な金融資産であるため、
そのリスク・リターン特性を完全に理解した投資家にのみ適しています。
基本的構造として、市場を上回るクーポンを支払う債務証券を得るメリットがあります。
続きはこちらからお読みいただくことができます。
https://100mylifeplan.com/2022/03/06/column-88/
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■お知らせ■
◎ジム・ロジャース
『大転換の時代 世界的投資家が予言』(プレジデント社)
https://amzn.to/360alFA
◎「海外居住者のお金の悩みをFP花輪陽子が解決します」
https://100mylifeplan.com/
上記サイトではオンラインで過去のセミナーを受講したり、
コラムを読んだり、 Q&Aで質問をすることも可能です(一部有料)。
◎まぐまぐ「花輪陽子のシンガポール富裕層が教えるお金持ちになる方法」
https://www.mag2.com/m/0001687882
★プロフィール★
花輪 陽子
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)CFP®認定者。
「ホンマでっか!?TV」などテレビ出演や講演経験も多数。
公式ホームページ http://yokohanawa.com/
twitter: @yokohanawa
facebook: https://www.facebook.com/yokohanawa
書籍
★『少子高齢化でも老後不安ゼロ シンガポールで見た日本の未来理想図』 (講談社+α新書)
★『日本への警告 米中ロ朝鮮半島の激変から人とお金が向かう先を見抜く 』(講談社+α新書) ジム・ロジャーズ 花輪陽子監修
★『大転換の時代 世界的投資家が予言』(プレジデント社) ジム・ロジャース 花輪陽子監修
- TFSコンサルティンググループ/TFS国際税理士法人 理事長 山崎 泰
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