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ファイナンシャル・プランナー花輪陽子のシンガポールたより vol.45
22.04.11 | 政治・経済
■ 1ドル121円、止まらない円崩壊!
スタグフレーションの中、資産を殖やすには
こんにちは。
シンガポール在住、ファイナンシャル・プランナーの
花輪陽子です。
円安が止まらず、一時期1ドル122円台に。
各国が金融引き締めに動いているのに、日本では
金融緩和が続いており、利上げの余地がないために、
円安が続いています。
対米ドルだけではなく、主要通貨の中で非常に下落率
が大きく、トルコリラやタイ・バーツ並の下落と
なっています。
円の預金のままでは、将来の購買力は目減りしていくばかりです。
米ドルやシンガポールドルなど強い通貨に替えて、株やREITなどでリスクを取って運用をしていく
ことが考えられます。
また、輸入物価の急騰からの悪いインフレと不況のスタグフレーションが進んでいます。
日本では輸入コストが上がるという悪い形でのインフレになっています。
米国やシンガポールではディマンドプルで需要と成長があるインフレなので状況はかなり違います。
日銀によると、2021年12月の企業物価指数は前年同月比で8.5%上昇し、円ベースの輸入物価指数は
11月、12月とも40%以上の伸び率になっています。
これの数字は、ウクライナ危機以前の統計のために、インフレおよび円安が更に進んだ現状は
よりひどい状態になりそうです。
このような状況の中、米連邦準備理事会(FRB)は16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で
短期金利の指標であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を市場の予測通り、
0.25%を1回として今回を含めて22年中に7回の利上げの想定を示しました。
0.5%ではなく、想定内の0.25%の利上げのために、株価は戻しました。
しかし、投資家は非常にナーバスになっており、しばらくはボラティリティが高い相場が
続きそうです。
米ヘッジファンド運営会社ブリッジウォーター・アソシエーツの
創業者レイ・ダリオと元米財務長官のラリー・サマーズが興味
深い対談をしています。
「私たちは変化する世界秩序に生きています」
レイ・ダリオとラリー・サマーズは、インフレが国に
何をもたらす可能性があるのか、なぜアメリカが歴史の影響を受けないのか、
そしてなぜ中国が今後15年間の課題として過大評価されるのかを考察します。
レイ・ダリオは過去500年の歴史を研究し、現在は3つの問題が起きていると指摘します。
1つ目は経済的な問題です。
国家の金庫は空で政府はより多くのお金を印刷しています。
2つ目はポピュリズムの出現。
歴史を遡ると、財政問題と大きな富のギャップが両方のポピュリズムを作ってきたということです。
その結果、私達は内戦紛争など地理的に起こっているのを目の当たりにしています。
3つ目に競争力の台頭があり、既存のものに挑戦する大きな力があります。
続きはこちらからお読みいただくことができます。
https://100mylifeplan.com/2022/03/24/column-90/
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コラムを読んだり、 Q&Aで質問をすることも可能です(一部有料)。
◎まぐまぐ「花輪陽子のシンガポール富裕層が教えるお金持ちになる方法」
https://www.mag2.com/m/0001687882
★プロフィール★
花輪 陽子
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)CFP®認定者。
「ホンマでっか!?TV」などテレビ出演や講演経験も多数。
公式ホームページ http://yokohanawa.com/
twitter: @yokohanawa
facebook: https://www.facebook.com/yokohanawa
書籍
★『少子高齢化でも老後不安ゼロ シンガポールで見た日本の未来理想図』 (講談社+α新書)
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- TFSコンサルティンググループ/TFS国際税理士法人 理事長 山崎 泰
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