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“地域住民とのつながり”をつくるには? 地域に根差した歯科医院で安定した経営を

17.07.07 |

専門性を強化して他院と差別化を図り、広大なエリアの患者をターゲットにしている歯科医院もあるでしょう。

しかし多くの患者は、家や職場に“近い”歯科医院に通院します。
大商圏の患者に通院してもらうために多くの労力や時間をかけるよりも、歩いて行ける範囲の小商圏に絞って集客をする方が効率的な場合もあるでしょう。

では、小商圏で戦い抜くにはどのようなことをすればいいのでしょうか?

小商圏で戦い抜くためには、医院のある地域とのつながりを強化していかなければいけません。

言い換えれば、地域住民から信頼を得るということです。 

ある歯科医院では「新聞」を作成・発行し、虫歯予防に関する情報や歯によい食事レシピをイラスト入りで紹介しているといいます。

この新聞は、歯科医院の前を通る人が持ち帰れるように院外に設置しているとのこと。
歯の健康を維持するのに役立つ情報を地域住民に発信して、信頼関係を構築しようとしているのです。 


ほかには、近隣の小学生を招待して歯科医師の仕事を実際に体験できる機会を設けている歯科医院があります。
「歯科医院を身近に感じてもらう」ことを目的として年に数回開催しているようです。

子どもたちの信頼を勝ち取ることは、地域住民のつながりを強化するために効果的かもしれません。 

「近くの患者は来院して当然」と考えてしまいがちですが、歯科に通ったことのない住民は以外と近くの歯科医院を知らないものです。

まずは足元を固めるという観点から、地域からの信頼を獲得していくための取り組みを始めてみてはいかがでしょうか。

地道な活動ではあるものの、「近さ」に「地域からの信頼」が加われば、鬼に金棒です。 


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