相続事例シリーズ パート14 父親が残した遺言書

17.12.04 | ビジネス【相続】

毎週ご覧いただきありがとうございます。以前配信し、ご好評いただいておりました相続事例シリーズを配信していきます。株式会社江口経営センターグループで、相続手続を専門に行っている「相続手続センター新潟」が体験した事例等交え、提供していきます。

父親が亡くなって、Aさんが相談にこられました。父親が残した財産はAさん受取人の生命保険金1,000万円と預貯金2,000万円と不動産1,500万円でした。母親は5年前に亡くなり、相続人はAさんとAさんの弟でした。

Aさんは今まで両親と暮らしていて、ずっと両親の面倒をみてきました。それもあって、「できれば弟に相続させたくない」という気持ちがありました。一方、弟は法定相続分1/2は相続したいという思いがあり、その結果、弟と言い合いになり揉めてしまいました。

Aさんは心身ともに疲れ果てた状態になり「このままだと調停になってしまう」と思った矢先に、父親の部屋から一通の封筒が出てきました。それは父親が書き残した遺言書だったのです。Aさんは急いで家庭裁判所に持っていき、検認の手続をとりました。その遺言書には「私の財産をすべてAさんに相続させる」と書かれていました。弟から遺留分の減殺請求はありましたが、調停をする事なく、無事に手続も終わり、Aさんも大変喜んでおられました。

相続には無関心だった父親が、まさか遺言書を書いているなんて思ってもいなかったAさん。父親に非常に感謝している様子でした。今回の事例を通して、自分の意思を書き残して、少しでも家族に安心してもらう為、また、家族で揉めない為にも遺言書を書く重要性を改めて実感させられました。

 

相続手続支援センター新潟より

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