TFSコンサルティンググループ/TFS国際税理士法人 理事長 山崎 泰

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『“読書”の効用』

14.05.30 | 【バックナンバー】山崎泰の月刊メッセージ(2014年5月まで)

2007年11月22日20:17:48

『“読書”の効用』

 

 今年も、早いもので大酉祭です。今年の残り日数が気になり始める頃ですが、皆様には、如何お過ごしでしょうか。 

私事で恐縮ですが、我が家の出来事にお付き合い下さい。

今夕、仕事中に長男から電話が入りました。数日来、視力が気になるというので、早速病院に行くように言ったところ、やはり視力が0.4まで落ちてしまったとの報告。
実は、私も幼い頃から目では苦労をしていて、遺伝もあってか緑内障も患っており、毎晩の点眼が欠かせません。

子供達にだけは、同じ思いをさせまいと、姿勢やら、部屋の明るさやら厳しく言い続けてきたのですが---親と同じような苦労をするかも知れないと思うと、とてもショックでした。

 我が家の些細な出来事など、苦労のうちには入らない、と頭では分かっていつつも、自分自身の心を鎮めるにはやはり時間がかかってしまい、至らなさに反省することしきりです。

 そんな時に、心を整理してくれるのが、読書です。
長男からの電話の後、横浜まで出かける用事があり、行き帰りで本を読みながら、気持ちを整理してきました。

 その時、手にした本は『生きる力』。先日、出版元のPHPから頂いた本で、著者はあの徳州会病院の徳田虎雄氏です。

 実は、徳田氏は政経塾設立当時に講師として来られ、かなり批判的なコメントをして帰られた、と当時の先輩方に聞いていたこともあり、著書を読んだことすらありませんでした。

 ALS(筋萎縮性側索硬化症)にかかり、体はまったく動かずに目がかすかに動くだけという徳田氏。
 PHPの方は、その最近の徳田氏に実際に会われ、目の動きだけでまとめた熱意に感動したと言って、『生きる力』を届けて下さいました。 

 先日開催したアクティブ・ブレイン・セミナー(小田全宏講師)の速読コースで、「1日30分、読書に時間を使えば、少なくとも1年間で50冊は本を読める」と教わりました。   

 大体、1分間で読める活字量は500~700字、本の1頁は約600字だそうです。
 1分間で1頁として、210頁位の本なら3.5時間。つまり、1日30分×7日=3.5時間。1年は52週あるので、50冊は読めるという計算です。

 要は、1日の時間の使い方で、“本を読む”という選択をするのかどうか――1年間で大きな違いがありそうです。

平成19年(2007年)11月

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