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「チームでも人でも、成長するときは45度の角度で一本調子で上がっていくことはない」
17.03.01 | 名言・格言~すずらん課長'SELECT
元読売巨人軍・世界の王こと王貞治の言葉。
現役時代、数々のホームラン記録を樹立した王貞治氏。
輝かしい栄光をひっさげて、現役引退後は助監督を経て、巨人の監督に就任します。
しかし、巨人の監督としての成績は芳しくなく、5年目終了のオフに解任されます。
その後、福岡ダイエーホークスの監督に就任しますが、負け犬根性が染みついたチームは、Bクラスが指定席。生卵事件なんてのもありました。
王さんが就任してから入団した選手を鍛え上げ、就任5年目にチームを見事日本一に導きます。
WBC初代監督にも就任して、チームを世界一に導いたことで、名監督と称されるようになりました。
冒頭の言葉には、続きがあります。
「最初は見えないくらいジワジワと上がっていき、途中から急カーブで伸びるものです。そのジワジワの時期にも、監督としては辛抱強く言い続けること、そして待ち続けることが大事なのです」
現役時代の王貞治も順風満帆ではなかったようです。甲子園優勝投手という肩書で入団したものの結果が出ず、三振王!と野次られた日々もあったとか。
プロ野球の監督は大変です。
結果を出さないと解任されますし、新しい選手も育成しなければならない。
それでも目先の勝敗にとらわれすぎず、育成のために忍耐も必要と説いています。
景気低迷が長く続いたため、企業は社員の育成に時間をかけることが難しくなりました。
ただ、それでも企業が永続するためには、そこで働く人の成長が不可欠です。
「辛抱する」「待つ」は時間がかかりますが、結果的に近道となるのでしょうね。
とっても難しいですけど。
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