17.06.21 | 名言・格言～すずらん課長'SELECT

プロ野球の中日ドラゴンズの森繁和監督の言葉。

 

現役時代、西武ライオンズのリリーフエース（今でいうところのクローザー）として活躍しましたが、怪我に泣かされ実働年数は短かった森繁和氏。

現役引退後は、西武・日ハム・横浜などで投手コーチに就任しますが、あまり良い結果を出せずに解雇されてしまいます。

中日ドラゴンズの監督に落合博満氏が就任すると、落合氏に請われて投手コーチに就任。

ようやく結果を出すことができたので、後にヘッドコーチへ昇格します。

冒頭の言葉には続きが。

「そういうことができる地位になった」

凄みのある言葉だと思いません？

私はこの言葉を見た時、ゾクッとしました。

 

きっと氏は、投手コーチ時代に、責任を取るのではなく、取らされていて悔しい思いをしたのでしょうね。

自分の意思で、思った時に責任を取ることができるのは、それ相応の地位になければできません。

言うまでもなく、野球チームで一番権限があるのは監督。

権限が強い訳ですから、当然取るべき責任も大きい。

その責任に対して、後ろ向きとならず、そういうことができる地位になったと前向きに考えるのが素晴らしいと思います。

 

この様な気概をもって、実践している経営者はどれくらいいるでしょうか。

そんな経営者の下で働ける従業員さんは、とても幸せですね。

見習いたい言葉です。