土地家屋調査士法人共立パートナーズ

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現代と過去の測量

17.09.14 | オリジナル記事

はじめまして、こんにちは。

横浜支店に新しく配属されました 共立測量登記事務所の芹澤と申します。

 どうぞ宜しくお願いいたします!


今回は現代と過去の測量について自分なりに調べ感じた事を、書いていこうかと思います。

コンピューターの発展とともに私たちの業界も昔からは考えられないほど、
作業効率、精度があがり人為的ミスも減少したように思えます。

私も社会人になってから常にパソコンがある環境のなかでしか測量をしたことがありません。

当然ながら昔はすべて手計算で座標値をプロットし図面を引いていたと先輩方から聞き、
今では考えられない所業を普通におこなっていたと感心してなりません。

昭和40年代の測量布テープ、平板測量が主流な時代でした。

トランシットもありましたがバーニヤ式という器械で対数表を引きながらの計算、
平板測量はそろばんで計算というかなりアナログです。

昭和50年代に入りとうとう四則演算可能な電卓が販売され、それが急速な進化をとげます。

昭和52年には、関数電卓という夢のようなアイテムが発表されました。

そこからの発展は急速です。
50年代半ばにはパソコンも販売され、
後半になるとデジタル読みのトランシット、そしてトランシットの頭にのせて距離を観測することが出来る光波距離計なる、
現在使用している器械の原型の登場です。

 

昭和60年に入り測量ソフトにCADも組み込まれるようになり、外業では光波測距計の使用により、
今までは一日行っていた作業が二時間程度でこなせるようになります。

内業の計算も二日がかりでおこなっていた作業は、
手簿からパソコンにデータを入れれば正確な座標値を出す事が、
一時間程度で終了することが可能となり、人為的ミスも格段に減ったように思います。

現在は器械の発展によりボタン一つで正確な位置を観測でき、
そのデータを持ち帰りパソコンで計算して図面等を書けるようになり、スピード感と精度は確実に上がりました。

しかし器械を使うのは所詮われわれ人間です。

測量器械が発展してきたように、私自身も測量知識と技術をより発展させ仕事に従事してまいりますので宜しくお願い致します。

 

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