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「私の行動が国家の害と思ったら、もう一度刺してもかまわぬ」
17.10.18 | 名言・格言~すずらん課長'SELECT
政治家・板垣退助の言葉。
明治維新後、新政府の参議となるも、征韓論をめぐって大久保利通らと対立し、西郷隆盛らと下野。
その翌年に民選議員設立建白書を提出し、自由民権運動を推進していきます。
彼の言葉で最も有名なのは「板垣死すとも、自由は死せず」でしょう。
岐阜で遊説中、暴漢に襲われたときに叫んだと言われている名セリフ(実際は内藤魯一が事件時に叫んだ言葉で、板垣が叫んだことにした)です。
月日がたち、出獄した加害者がのちに彼のもとへ謝罪に訪れた。
そこで板垣退助が言ったのが冒頭のセリフです。
この言葉の前には、「あれは君の私怨から出たものではなく、国家を思ってのことだろう。私は君をとがめるつもりはない」とあります。
自分を刺した相手に対して、なかなか言えるセリフではないですよね。
当時の日本の政府は、選挙で選出された人たちによって構成されていません。
薩長を中心とした人たちによるものです。
そんな時代に、国民の代表を選挙で選出するための運動を板垣退助たちは推進していきます。
既得権益を崩すのは、今も昔も大変な労力が必要となります。
前述の暴漢も保守主義に傾倒し、板垣退助の自由党を敵視していたそうですし。
今、衆議院議員選挙の真っ最中ですね。
先人が勝ち取ったこの選挙権を有効に使いましょう!
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