弁護士法人青森リーガルサービス

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提案し続けるからこそ「私しかいない」と思っていただける

14.06.08 | 業種別【美容業】

自分のお店のファンになってもらう。
どのサロンでも最終的に目指しているのは、
これだろう。
しかし、言うが易く行うは難し。
もっとも頭を悩ませるのもここにある。

となりのヘアサロン

お客様は過度なセールストークを嫌うのは
もちろんだが、逆にまったくアピールがなくても、
物足りなさ、ありがたみのなさを感じるものだ。
嫌みにならない程度に自店をアピールするには、
それとなく自己演出するには、どうすればいいのだろうか?

「お客様と長くお付き合いさせていただくには、
“私しかいない”、他のお店ではなく
“この店じゃないとダメだ”と思っていただくことが
重要だと考えています」と東京・銀座にあるサロンの店主H氏。

現在のお客様のほとんどが20年来の付き合いというように、
まさに「ファン客」から支持されてる。
選ばれるための考え方や心がけていること、取り組みをH氏に聞いた。

「そのためにしていることは、自分から提案してくことです。
『今日どうします?』とは、言わないようにしようと思っています。
髪の毛やお客様の状況をみて『こういう風にしましょうか?』と
提案するんです。目指すのは、お客様の髪の状態をお客様以上に
把握していることですね」

こうした提案は、髪の毛の状態はもちろん、お客様の生活スタイルや
会話から得られる情報によっても変わってくる。

「そのお客様にとって新しいこと、発想にないことを勧めることは、
隠れたニーズを発見するきっかけにもなります」

たとえば、最近はじめたまつげエクステもその一つ。

「年齢を重ねると視力が落ちたりして、自分でアイメイクが
上手くできないことが増えてくるんです。そこでまつげエクステを
お年を召した方に提案してみました。まつげエクステは
若い子のためだけじゃないんですよと。
実際にお試しキャンペーンをしてみると想像以上に好評でした」

お客様に“私しかいない“と思ってもらうためにに一番大切なのは、
その人が知らないこと、自分ではできないことを提案すること。
H氏は、そのためにもお客様に喜んでいただける技術、
知識を身につけ、それを提供する。

「だから、常にお客様が求めるものを、お客様の目線で探しているんです」

満足していただける提案を続けることにファン客に支持されている秘訣がある。

【記事提供元】
サロンオーナー2014年3月号(理美容教育出版)

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