土地家屋調査士法人共立パートナーズ

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「土地の境界石は信頼できるのか」

18.11.21 | オリジナル記事

土地家屋調査士の横田です。

Question

私は不動産の仲介業者を通じて土地を購入しました。

最近、境界問題のトラブルをよく耳にするので、
仲介業者に「境界杭はしっかりしてますか?」と質問したところ、
すべての個所に境界石があるので大丈夫と言われました。

これだけで本当に大丈夫なのでしょうか?

Answer

境界石があれば大丈夫と考えがちですが、実はこれだけでは充分ではありません。

と言うのも、その境界石は
隣接地権者(道路と接する場合は役所も含む)の立ち会いや同意は得ているのか


道路工事やブロック塀などの基礎工事等で移動してないか


・その石が境界だとみなす根拠
(境界確定図や法務局備え付けの地積測量図、昔の実測図等と一致した点に石杭等)
 はあるのか
、などです。

従って、土地を購入するときは、境界石があるだけで安心せずに
[必ずその石が境界だと言える根拠のある図面]を求めることが有効です。

さらに最も安全なのは、
隣地所有者の境界承認印が押印してある境界確認書付きの
「確定実測図」を作成させること
でしょう。

この図面を作ることは費用も時間もかかるため、常に作成するとは限りませんが、
買い主にとって境界トラブルを未然に防ぐ有益な方法と言えます。

もっと詳しくお知りになりたい場合には、弊社までお気軽にお問合せください。



今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!!

もしご質問等がございましたら、お気軽に弊社までお問合せください!

 

土地家屋調査士法人 共立測量登記事務所 

代表 横田教和



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