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ルック・オブ・サイレンス
19.01.16 | スタッフ町野の映画紹介
今回の映画は2014年公開のドキュメンタリー映画、『ルック・オブ・サイレンス』です。
前回の『アクト・オブ・キリング』の続編です。
前回のアクト・オブ・キリングではインドネシアでの虐殺に関わった人々への インタビューを通じ、
虐殺を行った人がなんとも言えぬ心境に陥り、酷い嗚咽で締めくくられます。
今回のルック・オブ・サイレンスに関する記事がWikipediaにありませんでしたので、 あらすじのコピペを載せられません!
予告編↓
https://www.youtube.com/watch?v=23TpX2cOqpc
ざっくりとしたあらすじを書きます。
本作の監督であるオッペンハイマー監督にアディさんというメガネの訪問販売をしている方が協力し、
自分の兄を虐殺した人々の家を「無料でメガネを作りますよ~」と訪問しに行くというドキュメンタリーです。
検眼をしながら何気ない会話から始まり、 アディさんは「ところで65年の虐殺に関わってますよねえ?」と、切り出します。
それに対し、
「やったねぇ!100人ぐらい殺したかな!女もいっぱい殺したよぉ!」
「いっぱい刺したのに中々死なないんだ!だからそこの川に捨ててやったよぉ!」
と気さくに答えてくれます。
前回も書きましたが、インドネシアの虐殺は国では称えられているため皆自信満々に答えます。
眼鏡についての質問と、虐殺についての質問を織り交ぜながら、核心に迫ります。
アディさん「ところで、ラムリって人知ってますか?」
虐殺者「ああ!知ってるよ!殺したねぇ~」
アディさん「あのね、その、ラムリって人は私の兄なんですよ」
この展開に虐殺者はシドロモドロになり、混乱します。
「俺は頼まれたからやっただけで、本当は人なんて殺したくなかったんだ!」
「不愉快だ!帰ってくれ!」
などと急に手のひらを返します。
そうして何件か巡っていくのがルック・オブ・サイレンスです。
人の命を奪いながらも命令されて殺しただけだから自分には責任がないと言い張る。
色々と考えさせられる映画です。是非ご覧ください。
以上
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