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劇場版 魔法少女まどか☆マギカ(前後編)

19.02.06 | スタッフ町野の映画紹介

今回は2012年公開ののアニメ映画『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[前編][後編]』です。

「なんだよアニメかよ、最近のアニメなんて平成生まれのゆとり教育を受け奴らが離乳食みたいに消化しやすい プロットで生ぬるい毒にも薬にもならないモンだろ~」と、偏見を持たれている方もいるかもしれませんが、 (と、いうのも偏見ですが)実はそうではないといいますか、そういう作品も沢山ありますがこの映画は面白いので、 是非、皆様に見ていただきたい!です。

そもそもこの作品は2011年の東北大震災があった年にテレビアニメとして放送されておりました。

当時多分、私は高校1か2年生ですかね。

部活もしなければ、勉強もせず、バイトもせずに、 ただただ学校へ行き何の学びもないまま家に帰りパソコンにかじりついては、 朝が来て学校へ行く生活を送っておりました。。。

当時の私は放送されていたアニメはまあまあ見ていたので勿論アニメ版はみていましたが、 劇場版は見ていなかったので今年ようやくネットフリックスでみました。

映画の内容としましてはアニメの総集編ですのでこの前後編を見ることによってアニメの内容は把握できます。

(正確には三部作ですが今回は二作目までの話を書きます。 なぜなら三作目を見ていないので。)

今回あらすじはwikipedia先生がわかりずらかったのと長かったので私がザックリ書きます。

まず大前提としてキュウべえというかわいい生き物と契約することにより、魔法少女になれます。

魔法少女になると、人間の濁った心が魔女となり人を良からぬ方向へと導くためその魔女を退治しなければなりません。 (と、最初キュウべえに教えられますが実はかなりかいつまんで教えられています。)

そしてその任務を課される対価としてなんでも好きな願い事を一つだけかなえてくれるのです。

ここまでの内容だとかなり可愛い魔法少女アニメに聞こえますね。 イラストもかなりかわいいタッチで描かれた萌え~な(?)雰囲気で描かれております。

しかし、先輩魔法少女である、マミ先輩が首チョンパで殺されるところから話は一変します。

と、いうようなあらすじです(ざっくり)

この作品の脚本は虚淵玄氏という方でエロゲー(エッチなPCゲーム)のシナリオライターをされている方です。

エロゲーというのはやったことない方も多いかもしれませんが、 大体の作品は(多分)モテモテの主人公のセリフをプレイヤーが選択し、 お気に入りの美少女を口説き落とすゲームです。

(お気に入りと書きましたが、セリフの重要な選択しをセーブしておき、 最終的には全美少女を口説くプレイヤーが多い(?)です。)

そんな中、虚淵氏のエロゲーは一味違います。

口説き落とし、うまくいった後、バチが当たるのです。

それもかなり凄惨な。

このことに関して映画評論家の町山氏は「日活ロマンポルノと似ている」と 述べており少し面白かったです。

本作品は、そんな虚淵氏が、

「願い事が何でも叶えられます。」

「じゃあどんな?

誰のために?自分?それとも他人?

他人の場合それを叶えてあげて命がけで魔女と戦う自分に対して他人はどのくらいコミットしてくれるの?

では、自分のためだとして誰からも承認されずに命掛けで魔女と戦うモチベーションを維持できる?

では、魔法少女にならない?

世にはびこる犯罪、自殺、悪行が魔女のせいであることを知り、 それが自分の家族、友人にも手が伸びていて、 今すぐ契約すればその命は救えるかもしれないのに?」

などの問いが次々と登場人物に襲い掛かりグロテスクに心を揺さぶり引き裂きます。

主人公のまどかがどうなるのかとても書きたいところですが、ネタばれになるのでこのくらいにしておきます。

ちなみに私の好きなセリフは、まどかのお母さんが言っていた、

「大人はみんなツライの、だからお酒を飲んでイイってことになってるわけっ」

と、いいながらバーボンっぽいウイスキーを飲むところです。

以上。

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