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26世紀青年

19.03.20 | スタッフ町野の映画紹介

今回ご紹介する映画は2006年公開のアメリカのコメディ映画『26世紀青年』です。

監督はマイク・ジャッジ監督で『ジャッカス』や『オースティン・パワーズ』にも 関わっております(演者として)

26世紀青年は日本ではDVDスルーされており、劇場では放映されておりません。

この手のコメディ映画はあまり放映されない傾向にあるのですが、 『TED』は何故か日本でもかなり当たりました。

『26世紀青年』というなんともダサい邦題ですが、原題は「Idiocracy」です。 Idiot(バカ)とdemocracy(民主主義)からなる造語です。

26世紀青年の最大の見所ともいえるシーンは冒頭のナレーションです。

冒頭ではIQの高い夫婦とIQの低い夫婦の30年間の家系図が出てきます。

IQの高い家系の夫婦は社会の景気や自分たちの仕事の兼ね合いなどを加味し、 慎重に子供を作り、また、作らなかったりします。

一方、IQの低い家系の夫婦は社会の状況を一切加味せずガンガン子供を作り、 30年間に、ひ孫、玄孫とドンドン増殖していきます。 (勘違いされると嫌なので書きますが、このこと自体はとっっってもいいことですよ!)。

この比較を物凄くコミカルに描いておりゾッとする反面笑ってしまいます。

そんな現実を極端に描いているのがこの映画です。

あらすじはwikipediaがとても良かったので引用します。↓

2005年、アメリカ陸軍は極秘裏に人間の冬眠実験を開始する。

実験体に選ばれたのは平均的な能力を持った軍人ジョー・バウアーズと売春婦のリタ。

1年間の計画だったが、極秘実験の責任者がリタの彼氏の売春組織との癒着が発覚して 麻薬不法所持と売春あっせん容疑で逮捕されたため忘れ去られ、 二人は500年後の未来に目覚めることになった。500年の間、 賢い者が極端なK戦略をとって子作りを控える一方で知能の低い人間が極端なr戦略をとって 野放図に子供を作り続けた結果、平均IQが低下し堕落した社会となっていた。

ゴミがひたすら積み上げられ、砂嵐が吹き荒れ、農作物は育たず、 水の代わりにスポーツドリンクが供給されていた。

元の時代に戻るためにタイムマシンを探すジョーは、 周囲から馬鹿にされたり刑務所に収監されたりしながらも、 この世界の生きている人間の中で一番のインテリであったため、内務長官に任命され、 農作物の復活と砂嵐を止めさせられる羽目になる。

 

以上があらすじです。

まずこの500年後のアメリカに爆笑します。 あらすじにもあるように水道をひねるとゲータレードが出てきて、 大統領はボディビルダーでポルノスター、 スターバックスはエッチなお店になっており、 人々は家でトイレ付きの椅子に一日中座ってテレビを見ています。

500年も先なのでテクノロジーが物凄い発達しているのですが、 それをいいことに胡坐をかきまくった人間の知能が衰退しきっているのです。 (他人事じゃない!!!)

映画館では長時間、尻を映しているだけで観客は爆笑しているほどの低脳です。

そこで当然資源が不足している事態を主人公がどうにかしていくというお話です。

出てくる人、出てくる人、これ以上ないくらいバカです。

「農作物が育たねぇ!」と言っている現地人に主人公が 「スポーツドリンクを畑にまいて植物が枯れるのは当たり前!水をまかないと!」 と言うと、「バカなことを言うな!水ってあれだろ?トイレに流れてるやつだろ?」 と返されます。

しかし、なんでしょう。みんな素直でイイ奴であるというところも この映画のいいところだと思います。 皆、物凄く頭が悪いので人を騙そうとか捻くれた考えとかを全然持たないのです。 めちゃくちゃバカですが、めちゃくちゃ素直なのです。

この映画には笑いながらも色々と考えさせられます。 笑い事ではないことを笑っている素晴らしい映画です。

冒頭だけでも見る価値がある思います。 皆様も是非ご覧になってください。

以上

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