税理士法人すずらん総合マネジメント

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未来世紀ブラジル

20.08.19 | スタッフ町野の映画紹介

今回は1985年公開のイギリス映画『未来世紀ブラジル』です。

何も私が改めて紹介する必要など全くない名作ですが、
観ていない方がいらっしゃったら是非観ていただきたいです。

監督はモンティパイソンのテリー・ギリアム。
『12モンキーズ』などを撮っています。

あらすじです。

近未来のとある国の話である。

その国では完全なる管理社会により国が統率されている。

ある日、町で爆破テロが起きる。

情報省はテロの容疑者を「バトル」だと特定し、連行する。

しかし実はPCに虫が入り誤った認識をしており本当のテロリストは「タトル」であった。

その一部始終を見ていたトラックの運転手ジルは抗議するも相手にされなかった。

情報省に勤めるサムはこの誤認逮捕をもみ消すよう上司に指示される。

サムは事件をもみ消すため、誤認逮捕されたバトルの妻に小切手を渡しに行く途中ジルとすれ違う。

サムは最近夢に出てくる美しい女性とジルがそっくりだったことに驚く。

情報局でサムはジルの情報を調べたところジルは抗議のせいで犯罪者として登録されていることを知る。

そういったことを通じてサムは国の体制に疑問を抱くようになるのであった。


みたいな、あらすじです。

かなり省いたせいで本筋が抜けてしまいました(笑)

私がこの映画を初めて見たのは高校生の時だったかと思います。
その頃は今ほど映画を見ていなかったのもあり、
あまり面白さを理解できていませんでした。

その後モンティパイソンも数作品見た後、
改めて数年後見るととても良かったです。

言い方が適切かわかりませんが、
作品全体が悲劇のコントのような雰囲気をまとっています。

フリとオチがあって思わず笑ってしまうようなものではなく、
話全体がふざけています。

他のディストピア映画にも言えることですが、
深刻な状況や悲惨な出来事を映画などで客観的に見ると結構くだらなく笑えるものが多いです。

最近日本でも、国は統計とか余裕で改ざんするけど、国民の脱税は許しませんよー!とか
検事長は賭け麻雀しても大丈夫だけど、国民の賭博は許しませんよー!とかおかしいことがありました。

この辺は明らかなことなのでマズイと感じますが、
何が正しくて何が間違っていて善で悪なのかの基準は非常に難しく、
悪に罰を下すべきなのかも正直私にはよくわかりません(ちょっと話がそれましたが)。 

あと、思ったのがディストピアっていうのはあくまで庶民にとっての話で合って、
庶民がディストピアの場合、上流階級(?)にとってはユートピアなのかもしれません。

こういったユーモアのあるディストピア映画を度々みて、
普段考えないようにしていることを考えるきっかけになるような気がします。
 
とか、面倒なことを書きましたが、単純に映画としてウケルので観ていただきたいです。

以上。

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