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レディ・バード
20.11.04 | スタッフ町野の映画紹介
今回は2017年公開のアメリカ映画『レディ・バード』です。
監督はグレタ・ガーウィグ。 最近まで映画館でやっていた 『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』の監督でもあります。
配給している会社がA24という会社で、 『ミッドサマー』とか『アンカットダイヤモンド』『パーティで女の子に話しかけるには』など 個人的に好みの映画を配給しているイメージなので今後もチェックしていこうと思います。
あらすじです。
主人公は高校生のレディーバード。 都会の大学に憧れるも家庭の経済状況が厳しいことなどから、 母に地元の大学への進学を進められている。
家族は、うつ病で仕事がクビになってしまた父と、 カリフォルニア大学を卒業するも就職できず、フリーターの兄がいる。
レディーバードという名前は本名ではなく、自分でつけた名前であり、 友人や親に対してもその名前で呼ぶように言っていた。
自分の名前は自分が良いと思う名前にすべきという考えからである。
通っている地元の高校は厳しいカトリックの高校であった。
学校のミュージカルサークルに友達と加入することになった。 一緒に加入した友達は主役になるが、レディーバードはチョイ役を与えられる。 そして、そのサークルで彼氏ができる。
しかし、パーティのトイレでその彼氏が男とキスをしているところを目撃する。
別れたあと、バンドをやっている男に惹かれ付き合う。 その男周辺のイケイケなクラスメイトと仲良くなろうとし取り繕い、 一緒にミュージカルサークルに入った友達とは疎遠になってしまう。
そこまでして仲間に入ったものの、 全くウマが合わず関係やこじれていく。
学校での人間関係や家族の貧困、進学についてレディーバードは 色々考えるのであった。
みたいな話です。
見ていてキツいくらい自分にも思い当たるシーンがいくつかありました。
また、人は色々な経験をもとに物事の見方を決めています。
最近聞いたウェブラジオで、 「私は女子高に通っていて、接する男性は家族と先生と通学の時に遭遇する痴漢と変態だった」と 言っていました。
この場合、「男は全員理性がないキモイ生き物!」と思っても仕方のない事だと思います。 そうではないことを説明するのは中々難しいです。
また、そこそこ理性がない人がいるのも事実なので、 「大半はイイ人、でもごくごくまれに変な人もいる」っていうのが本当とも中々思えません。
性別に限らず、宗教とか国籍とか人種にも言える話です。
私は一人一人当たり前に違う人間だから容易にひとくくりにしないように気を付けています。 (できていない時もありますが)
あと、映画を見ていて感じたのは、 他人に提案された価値観の方が上だと思い自分を変えようとするのは危険だと思いました。
隣の芝生が青く見えて身の丈に合わないことをすると大体、長期的に良くない結果になっている気がします。
そもそも人間性とか価値観とかに優劣はないはずなので、 あっちの方がイケてるとか人生楽しそうとか考えること自体無駄だなと思いました。
この映画は映画の批評サイトでもかなり高評価らしいので、是非ご覧ください。
以上
- 税理士法人すずらん総合マネジメント
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