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太陽を盗んだ男

20.11.18 | スタッフ町野の映画紹介

今回は1979年公開の日本映画『太陽を盗んだ男』です。

関係のない話ですが、最近自分の書いた記事を何件か読んでみると、
誤字脱字が酷く反省致しました。
掲載する前に必ず一度は読み返します。

さて、この映画は私が高校生の時に初めて見て以来見ておりません。
なのでほとんどうろ覚えの状態で書かせて頂きます。

監督は長谷川和彦です。『青春の殺人者』と本作の二本を撮っています。
wikipediaの情報によると今村昌平監督のプロダクションに所属していた時期があるようです。

今村昌平監督は言わずと知れた有名な監督ですが、
私は『にっぽん昆虫記』しか見ておりません。
お恥ずかしい。

あらすじです。


主人公は沢田研二演じる中学校の理科教師である城戸。
生徒からは「チューイングガム」と呼ばれている。

ある日、城戸は原子力発電所から液体プルトニウムを盗む。

城戸は自宅で黙々と原爆を作る。

その原爆を国会議事堂に設置し日本政府を脅迫するのであった。



うろ覚えだったのであらすじが短くなってしまいました。

見ていてとても気になるのは、
城戸は中々なことをしている割に動機がはっきりしていないところです。

脅迫として生放送のラジオ番組に電話をかけるシーンがあります。
ラジオDJに何故そのような犯行に及んだのか聞かれた際に、
「それが俺にもわからない」と答えます。

これがわからないようでわかるような気がして、とても怖いです。

人には加虐心が少なからず誰にでもあると思います。

イタズラ心と言えば可愛いですが、時に大した理由もなしに嫌なことをする可能性が誰にでもあるのだと思います。

ちゃんと映画のことを思い出せていないので、映画のケースとは異なるかもしれませんが。

それか、芥川龍之介は遺書に自殺の原因を「ぼんやりとした不安」と記していました。
自他いずれかの命を殺めるのに明確な理由がない場合があります。

むしろ、明確な理由を指で折って数えられるくらいなら人は克服できるのかもしれません。

これもちゃんと映画を覚えていないので的外れな感想かもしれません。

兎にも角にも、たしかきっとおそらく面白かったと思いますのでご覧になってください。

以上。

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