税理士法人すずらん総合マネジメント

税理士法人すずらん総合マネジメント

パラサイト 半地下の家族

21.01.20 | スタッフ町野の映画紹介

今回は2019年公開の韓国映画『パラサイト 半地下の家族』です。

公開された時に映画館でも見たのですが最近Netflixに追加されたので改めて見ました。
(モノクロバージョンもありました)

あらすじです。

家族で低賃金の内職(宅配ピザの箱を作る仕事)をしているキム家。
タイトルの通りソウルの半地下の賃貸に住んでいる。

家族構成は父、母、姉、弟。

ある日、弟のギウは名門大学に通う友人からアルバイトを紹介される。

それは金持ちの娘、ダヘの家庭教師だ。

友人はダヘのことが好きなので、獣のような大学の友人たちには
ダヘを任せられないということでギウに依頼した。

ただし、貧しい家庭に育ったことや、浪人生であることが知れたら
採用されないと考え、大学の在籍証明書を偽造し経歴を詐称した。

家庭教師初日にその金持ち、パク家の豪邸に上がった。

ギウの指導にパク家の母、ヨンギョも気に入り継続して家庭教師として雇われることになった。

その際ヨンギョからダヘの弟、ダソンが落ち着きがなく困っているが、
芸術的才能があり、美術の先生に指導をお願いしようか迷っていると聞かされた。

そこで美大の浪人生である姉のギジョンが頭をよぎる。

ギジョンの経歴もまた詐称し、ダソンの美術の先生となった。

そこからパク家の寄生計画が始まるのであった。

みたいな話です。



かなり手前までのあらすじですが。

予告編をみるとサイコスリラー感がありますがコメディです。

キム家の4人は貧乏ですが頭の回転が速く、賢いです。

パク家の旦那、ドンイクはIT企業の社長で仕事が多忙であることから
家庭のことはすべて妻のヨンギョと家政婦に任せている。

このヨンギョがとてつもない能天気で人に言われたことをすぐ真に受けてしまうため
どんどんキム家に騙され介入されてしまうので笑います。

ソウルは現在東京よりも地価が高いらしく実際にソウル在住の貧困層は半地下の賃貸に住んでいるそうです。

また、大洪水のシーンがあるのですが実際に韓国では水害が大きな問題となっているそうです。
(ぼやっとしたことを急に書いているのは聞いた情報をそのまま書いているからです。)

キム家の父がギウに「これからの計画は!?」と聞かれた時に
「計画はない。計画がなければ失敗することもない。」と言うシーンがあります。

このセリフについて監督のポンジュノが現在の韓国の経済状況を考えるに
一生懸命勉強して、いい大学に入って、いい企業に勤めて、マイホームを買って子供と一緒に住む!
みたいなメディアが描く所謂、順風満帆な人生像を皆が夢見ることが出来なくなっていると言っています。

笑ながらこの映画をみつつ、賢いキム家がピザの箱を作る仕事をするしかなくなってしまったことを考えてしまいます。

中々私も最近、映画に手が回らなくなってきましたが隙間の時間に是非見てみてください。

以上。

TOPへ