税理士法人すずらん総合マネジメント

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写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと

21.03.17 | スタッフ町野の映画紹介

今回は2013年公開のドキュメンタリー映画『写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと』です。

タイトルからもわかる通り(あまり好きな邦題ではありませんが)、
ソール・ライターのドキュメンタリー映画です。

ソール・ライターは、ポスターにもなっている曇ったガラス越しの写真が有名です。

元々VOGUEなどに掲載しているファッション写真を20年ほど撮っていたが、
次第に街頭写真をよくとるようになったそうです。

この映画の撮影が終わり映像をチェックして間もなくソール・ライターは亡くなっています。

あらすじと言いましても、
自宅でインタビューしたり片付けをしながらソール・ライターと人生を振り返るような内容で、
それ以上書くこともあまりありません。

私が見て印象に残っている部分として、
インタビューされているライターが何度も
「私のような普通でつまらない人間に密着するな、つまらない映画にしかならない」
と、言っていたところです。

あと映画の大半はソール・ライターがもうすぐ死ぬからという理由で
ゴッチャゴチャ部屋の掃除をしているのですが全く進みません。

昔、立川談志のTBSかNHKが密着していたドキュメンタリーでも
同じ理由で片付けようとするも全く進んでいなかったのを思い出しました。

最終的に「大切なのは何かを得ることではなくて残すことである」みたいなことを言っていました。

これは片付けられない言い訳というか、茶目っ気ギャグというかそういうのでもありますが、
かなり腑に落ちます。

ここ5年くらいミニマリストとか断捨離とかが流行っています。

私も根っこはそっちというか、すぐにものを捨ててスッキリしたくなるというか
リセット癖があるというか、今ゾッコンでなくなった物は捨てたくなってしまう性分なのです。

ただそんなことは簡単で、部屋もなにかしらのパッケージデザインとかも一緒で、
スッキリさせてお洒落に見せたりスマートに見せたりして気持ちよくなるのは誰にでもできますし、
兎に角、面白くないので気を付けなければなりません。

私は去年くらいから読み終わった本もできるだけ処分しないように、
一瞬気に入らなくなった服もすぐには処分しないようにと心がけています。

私も26歳でこんなことを書いて心底気持ちが悪いですが、
電子書籍で読めるから家に本は一冊もいらないとか、
サブスクがあるからブルーレイやCDはいらないとか、
アウトソーシングできるからオーディオやコーヒーメーカーなど
家での娯楽家電はいらないとか言ってたら本当につまらないです。

私も電子書籍も買いますし、vodや音楽のサブスクにも加入しまくっていますが、
本もブルーレイもレコードもカセテも買います。

とても無駄な出費ばかりで、
だから貯金できないんだ!と言われればその通りなのですが、
まあ少なくとも消費するその瞬間が最高に気持ちがいいのでそれでいいと思って
たちまちくるリセット衝動を何とか抑えて生きてゆきたいものです。

以上。

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