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決算書の見方は簡単?!理解しておきたい貸借対照表の見方とポイント

22.01.13 | 事務所通信

こんにちは、マクシブ総合会計事務所です。

今回は会計事務所ならではの、コラムとなります。

皆さんは「決算書」の見方を正しく理解されていますか?弊社では、多くのクライアント様のお手伝いをさせていただいている中で、
「決算書の見方がいまいち分からない!」という声を多くお聞きします。

決算書は、企業の経営状況や財務の状態を把握する上で、とても大切な書類となります。
今回は、「貸借対照表」の見方について要点を抑えて分かりやすく解説していきます!

決算書とは何なのか?

そもそも決算書とは、貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書などの財務諸表のことを指します。

これらは、企業の経営や財務の状況を数字でダイレクトに表しているものとなります。

決算書が必要になる場面とは?

決算書は、法人経営をする上で、以下のような場面で必要となります。

・税務署に確定申告を行うとき。
・金融機関に融資審査をしてもらうとき。
・企業の株主と経営陣が異なる場合、経営陣が株主に提供された資金の運用状況を確認するとき。
・企業の利害関係者が、企業の経営状況を確認するとき。

貸借対照表の見方について

次に、決算書の一部でもある「貸借対照表」の見方について説明していきます。

貸借対照表は、バランスシート(B/S)と呼ばれ、決算日における財政状態がわかる書類となります。ここで言う財政状態とは、資産、負債、純資産のことを指します。

資産の部

左側の資産の部では「資金運用の状況」が示されています。

◆資産:売ればお金になるもの。
①流動資産:1年以内に現金化できる資産のこと。
②固定資産:土地や機械など、現金化するには1年以上かかってしまう資産のこと。
③繰延資産:創立費や開業費など、費用に近いもので、その支出効果が1年以上に及ぶ資産のこと。

負債の部

右側の負債の部では「資金調達の状況」が示されており、その企業が所有している資産を表しています。

◆負債:支払の義務があるもの
①流動負債:1年以内に支払の期限がやってくるもの。
②固定負債:1年以上かけて支払を行っていくもの。

純資産の部

そして、資産から負債を引いた純資産の部は資本(返済義務のないお金)となり自己調達したお金を表しています。

◆純資産:ほとんどが株主資本。
資本金、資本剰余金、利益剰余金、自己株式の4つから構成されるもの。

貸借対照表を見るときの重要なポイント

貸借対照表を見る際に重要なポイントは、資産・負債・純資産のバランスです。
なぜなら、どこかに大きな偏りができている企業は、結果として企業としての利益を生み出すことができないからです。

例えば、傍から見れば利益を上げているように見えている企業でも、純資産の部の合計がマイナスになっている企業は、どこかから借入をして何とか経営を継続しているにすぎないということが分かります。

逆に、負債の部の固定負債(借金)がある企業は、一見借金がある企業のように見えますが、お金を貸している金融機関から信頼を得て、融資を受けているという見方もできるのです。

貸借対照表から会社の安定性を読み取るには?

会社の経営が安定しているか簡単に確認する方法としては、「自己資本比率」がどのくらいあるかを見ていけばいいかと思います。
「自己資本比率」は、純資産がどのくらいあるかを示すものとなります。以下が計算式となります。

「自己資本比率」(%)=「純資産」÷「総資産(資産の合計)」×100

自己資本比率が高いほど経営は安定しており、倒産しにくい企業ということができるでしょう。

決算書を正しく読み取って、会社の状況を把握しよう!

いかがでしたか?
今回は「貸借対照表」の見方とポイントに関してご説明しました。
貸借対照表は、企業の財政状態を明らかにした大事な書類となります。見方を覚えて、会社経営に役立てましょう。

弊社は会計事務所として、経理代行サービスを導入しており、ホスピタリティの高い精鋭されたメンバーが揃っております。
決算書の見方など、分からないことにも親身になってお答えします!!
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