中谷彰吾税理士事務所

北海道根釧酪農の再生案

15.03.28 | 農業関係

北海道根釧地域(根室・釧路地方)では、北海道の生乳生産の3分の1を占めます。
そんな根釧地方では「新たな根釧酪農構想検討会議」という根釧地方の各市町村長とJA組合長で作る会議があります。
ちょっと前になってしまいますが、昨年11月その会議が中標津町で開かれ、「根釧酪農ビジョン」の素案がまとめられました。

今回の「根釧酪農ビジョン」はずばり生産基盤の再生に向けたものです。
内容としましては、豊富な草地を生かした自給飼料増産を軸にして循環型酪農を進める、というのが柱となってます。担い手の安定経営と労働負担軽減のため、作業受託などを強化することも重点に掲げたそうです。
3本柱として「草地型酪農の推進」「担い手の育成確保」「高付加価値化の推進」を掲げて、施策などの具体案は2月にビジョンを決める方向だそうです。

北海道の3分の1の生産量を誇る日本最大の酪農地帯が危機感を持って将来のビジョンを定めようとしております。国の政策を待たずにできることをしていく、という姿勢はどのような業界(特に農業ですが)、地域にも見本になるのではと思い紹介させていただきました。

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