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「残すは盗なり。使い過して借銭するは愚人なり。」
16.09.07 | 名言・格言~すずらん課長'SELECT
戦国武将・石田三成の言葉。
石田三成の評価。
以前は、頑固で融通が利かず仁徳にかける扱いでしたが、近年は豊臣家を守るために義を貫いた忠義ものという評価も出てきているようです。
それでも頑固と融通の利かないという評価は変わらないようですが(笑)
さて冒頭の言葉の意味ですが。
使うべき金銭を出し惜しみして余らせるのは盗人と同じ。逆に使いすぎて借金してしまうのは愚か者。
三成は、もともと武家の出ではなかったので家臣がいませんでした。
そのため、有能な人材を得るために労を惜しまなかったようです。
最初に500石の領地を秀吉から与えられたとき、渡辺新之丞を家臣として登用いたしました。
この新之丞は以前に秀吉から二万石で誘ったのを「十万石なら」といって断った武将。
秀吉がどうやって説得したのかを三成に尋ねると「私の500石すべてを新之丞に与えました。だから今、私は新之丞の居候になっております」との返事。
三成が百万石になれば新之丞に十万石を与える約束もしたようです。
三成が加増を受けた時に新之丞も加増しようとした際に、殿が百万石となるまでは500石のままで結構ですといって、生涯500石で仕えたそうです。
その後、三成が4万石に加増されたとき、そのうちの2万石を渡して名将・島左近を召し抱えたとうい有名な逸話もありますね。
残すなといっても、不必要なものに使ってはいけません。
あくまでも必要な時に出し惜しみをしないということが大事。
そして当初予算を大幅に超えるような支出なんてものは愚か者と断じています。
皆さんは大丈夫ですか?
この国の役人は愚か者が多いようですが。
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