- HOME
- 名言・格言~すずらん課長'SELECT
- 「おまえは時々、部下を夏の火鉢やひでりの雨傘にしている。改めよ。」
「おまえは時々、部下を夏の火鉢やひでりの雨傘にしている。改めよ。」
16.10.04 | 名言・格言~すずらん課長'SELECT
戦国武将・黒田官兵衛の言葉。
黒田官兵衛は、羽柴秀吉の懐刀として活躍した武将。
秀吉やその後政権をとった徳川家康の信頼も大きかったのですが、同時に天下をとれる男として警戒もされていました。
冒頭の言葉は、子の長政に対しての言葉です。
この言葉の説明として、次のように続けています。
「適材適所、あるいはその人間が持っている能力を上手く使っていないということだ。
夏の火鉢が役に立つか。あるいは日が照っている時の雨傘が役に立つか。
おまえは、部下の能力を見抜けず、また適性がどこにあるかもよく考えない。
そのために、部下に随分と無駄な労力を費やせることが多い、
それを私は夏の火鉢やひでりの雨傘だと言ったのだ。心得よ」
人を適材適所に配置するということは、言葉では簡単ですが、実際は難しいことです。
部下が何に向いているのかの判断。
部下が好きなこととその部下に向いていることが必ずしも一致しないためです。
そのため向き不向きを把握するためには、色々と経験させなければなりませんし、時間もかかります。
上司と部下。コミュニケーションをしっかり取って仕事をしていくなかで理解出来ていくのではないでしょうか。
一番大事なのは、見切りを早くしないこと。
使えないと判断した部下に思わぬ才能が眠っているかもしれないですよ。
- 税理士法人すずらん総合マネジメント
- カテゴリ