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13坪で月商500万円!「究極の塩だし」、独自性の光る商品でそば屋の概念を覆す

16.01.08 |

北千住駅から商店街を抜けて徒歩5分ほどの場所に立地する『そば助』。従来のそば屋の概念を覆す個性的なそばメニューと醤油を使わない独自の「塩だし」が人気を呼び、13坪で月商500万円を稼ぎ出している。

■このお店が繁盛している理由!

1.「世になかったそば」を目指し、固定概念にとらわれない新発想で勝負 

2.個性派そばメニューが30種類以上。驚きを生む仕掛けを随所に

「いままで世になかったそばを作りたかった」と語るのは、都内にセルフ業態のそば屋『そば助』を展開する(株)ビー・スプリングス(東京・葛飾区)の代表取締役・八木大助氏。2013年4月に東京・稲荷町にオープンした本店を皮切りに、北千住、人形町と3店舗を展開する。 

『そば助』の最大の特徴といえるのが、醤油を一切使わず、だしとみりんなどで作る“究極の塩だし”だ。この「塩だし」をベースに各メニューで配合等をアレンジ。そのバリエーションは30種類にも上り、オーダーごとに一杯ずつ手鍋で仕上げている。 

2014年12月オープンの北千住店では、「豚ラーそば」850円や「貝だしそば」780円などの個性的なそばが約30種類。北海道産そば粉を使った十割そばの旨さと、メニューの豊富さ、ユニークさが徐々に口コミを呼び、北千住店は13坪で月商500万円も稼ぎ出す繁盛店に育った。北千住店の客層は、平日昼は近隣に勤めるオフィスワーカーが中心。夜や休日はさらに客層が広がり、カップル、家族連れ、年配の夫婦など幅広く集客する。 

「おいしくて、びっくりするそばを作りたかった」と八木氏が話すように、同店では一品一品に驚きを仕掛けている。 

例えば、そば屋としてはベーシックな商品「もりそば」も、ひと口目は麺の風味を際立たせる「かつお塩」で食べ、次に「塩だし」で作ったつけ汁で食べれば味の変化を楽しめる。また、「大きつねそば」は、油揚げを客の目の前でバーナーで炙るといったようなユニークな提供方法を行っている。 

「このそば助は東西で少なくとも300店程度の潜在力がある」と話す八木氏。今後はFC展開により5年後の上場を目指し、店舗拡大を進める意向だ。 


繁盛飲食店のヒット商法最前線 


【記事提供元】
近代食堂2016年1月号(旭屋出版)

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