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介護・心理の勉強や、カルチャースクールの設立など、徹底して高齢者と向き合うサロン

16.01.08 |

今回のテーマも前回と同じ「お客様に価値を感じてもらうサロンづくり」について取り上げたいと思います。 

高齢者の方から人気を集めているサロンBさんに、お話を伺いました。

サロンBの代表は、高齢者の方々から「元気になっても行きやすい美容室がない」という声を聞き、バリアフリー個室サロンをオープンさせました。 

高齢者の方との接客で重要なのは、「何を求めていて、何が辛いのか」という本音を聞き出し、共有していくことだと、代表は言います。

高齢者の方と向き合うために、サロンBで働いているスタッフは、美容以外の介護や心理などの勉強を積極的に取り組んでおり、お客様が求めることを敏感に察知できるようにしています。 

お客様と接するときは、しぐさや態度から満足していただける仕事を考えているようです。たとえば、腰痛などで座位の姿勢が辛い方のカットを5分で終わらせる、などです。お客様一人ひとりを大切に思い、心に寄り添う仕事をすることが、サロンの価値につながっているのです。 

また、サロンBでは老人ホームに入居されている方のために、サロンの隣にカルチャースクールを設立しました。 

「老人ホームに入居していると、外出する機会があまりないので、サロンに来ていただいたときはカット以外にも喜んでもらえることを増やそうと思いつくりました」と代表は語ります。 

美容だけにとらわれず、お客様が満足するサービスを提供することが差別化につながるのです。


となりのヘアサロン 


【記事提供元】 
サロンオーナー2015年12月号(理美容教育出版)

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