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- 17.08.01 | 非営利・公益
- 性犯罪改正法案成立に尽くした市民パワー
本年6月16日に刑法の性犯罪改正法案が成立し、この7月13日から施行されました。性犯罪を巡る大幅な法改正は、明治時代の刑法制定以来110年ぶりとなります。今回の改正の動きに大きく貢献した4つの市民団体があります。
いずれも性犯罪被害者を支援する、「ちゃぶ台返し女子アクション」・「明日少女隊」・「NPO法人しあわせなみだ」・「性暴力と刑法を考える当事者の会」で、『刑法性犯罪変えよう!プロジェクト』を結成し、大々的なキャンペーンを行ってきました。性暴力の実態や、刑法の問題点についての理解を広めるために、アートや漫画というこれまでにない手法を用いたり、各地で若者向けのワークショップを実施するなどの活動は、ニュースでも多く取り上げられ注目されてきました。このチームは、今回の改正を一定評価しながらも、なお内容が不十分としていて、今後もさらなる改正を目指した活動を続けるものと思われます。
今回の改正内容と、今後の課題とはどういうものでしょうか。- 続きを読む
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- 17.07.01 | 非営利・公益
- 出光創業家の戦い ~ 公益法人による株主権行使
石油元売りで国内シェア2位の出光興産が、本年6月29日に開いた定時株主総会で、月岡隆社長らの再任議案が話題を呼びました。議案は可決されましたが、33.92%の出光株を保有もしくは支配する創業家側が再任に反対しました。
このような対立は、会社側が、国内シェア4位の昭和シェル石油との合併を計画したものの、創業家側が、「企業文化が違う」と言って反対し、対立しているからです。
創業者は、『海賊とよばれた男』のモデルとなった出光佐三です。出光は、創業者時代からメジャー(国際石油資本)と肩を並べる“民族系”の石油会社としてやってきました。その意気込みが今回の反対に繋がっているのでしょうか。
合併には、臨時株主総会で3分の2以上の賛成が必要ですが、33.92%を創業家が握っている今のままでは、合併承認決議は得ることができません。
しかし、この33.92%の中には、創業家個人保有のほかに、創業家の資産管理会社たる日章興産株式会社(16.95%)、「公益財団法人出光文化福祉財団」(7.75%)、「公益財団法人出光美術館」(5.00%)を加えての割合です。公益法人による株主権行使において、財団への資産提供者が、私的な影響力を行使することに問題は無いのでしょうか。
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- 17.05.01 | 非営利・公益
- 公益法人理事に前科発覚で公益認定取消し(役員の欠格事由)
埼玉県は、公益社団法人入間市シルバー人材センターに対して、3月31日に公益認定を取り消しました。処分理由は、「平成24年2月に刑法第235条(窃盗)の罪により懲役1年6月の判決を受け、刑が確定し、平成25年7月に刑の執行を終えた者が、刑の執行を終わった日から5年を経過しない日に法人の役員に就任した」ということからでした。
これは刑の執行を終えてから5年を経過しない者は役員になれないという、公益認定法の定める欠格事由(公益認定法第6条第1号ハ)に該当していたために、同法29条第1項第1号での公益認定の取消しとなったものです。この法人は、この理事が刑の執行を終えて5年を経過していないことを知らなかったようですが、埼玉県は法を厳格に適用したようです。
公益認定を取り消されると、一般社団法人としては存続しますが、公益法人のステータスに伴う名誉や税制上の恩恵が失われることになります。さらに最も厳しいのは、公益認定の取消しの日から1か月以内に、公益目的で取得した財産の残額を、類似の事業を目的とする他の公益法人か、国や地方公共団体などに贈与しなければなりません。また、今後5年間は、公益認定の再申請ができません。このような事態は、実はどこの公益法人にも起こりうることと言えます。法人としては、どうすればよかったのでしょうか。
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- 17.04.01 | 非営利・公益
- 「終の棲家」を見つけるために、「施設を見る目」を養おう!
毎日介護賞(毎日新聞主催、2003年度)、大阪弁護士会人権賞(大阪弁護士会、2010年度)、大阪商工信金社会福祉賞(大阪商工信用金庫、2012年度)など、これまで多くの賞を受賞してきたNPO法人介護保険市民オンブズマン機構大阪(通称O-ネット)が、「第18期介護保険市民オンブズマン養成講座」の受講生を募集しています。
“老後”はやっぱり大変です!!
施設を見る「目」を養う、とっておきの講座に、ぜひ参加されませんか。
開講期間は、木曜コース(4月~5月)/定員30名、火曜コース(6月~7月)/定員30名のいずれか選択です。
(写真は、オンブズマン認証式と、O-ネットが出した本「介護オンブズマンがまとめた これ1冊でわかる特別養護老人ホーム」)- 続きを読む
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- 17.01.29 | 非営利・公益
- いよいよ開催 西日本最大 世界につながる国際協力のお祭り
西日本最大!! 世界につながる国際協力のお祭り、ワン・ワールド・フェスティバルがいよいよ2月4日(土)~5日(日)に開催です。NGOや国際関係機関のブースが立ち並び、各国の音楽やワークショップも行われる、楽しみながら国際協力を学べるイベントです。ボビー・オロゴンさん、LiLiCoさん、ハマカーンさん、関純子さん(関西テレビアナウンサー)、山中章子さん(フジテレビアナウンサー)なども参加されます。今回からは、天神橋筋商店街とのコラボや、扇町公園でのスポーツイベントなどの新たな展開もしています。三木が実行委員長をさせて頂いておりますので会場におります。お声をお掛けください。
開催期間:2017年2月4日(土)~5日(日)
●時間帯:両日とも10:00~17:00
●場所: 関テレ扇町スクエア、大阪市立北区民センター、扇町公園
●主催:ワン・ワールド・フェスティバル実行委員会
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- 16.12.23 | 非営利・公益
- 世界と出会うお祭り「ワン・ワールド・フェスティバル」のチラシが完成!
世界と出会うお祭り「ワン・ワールド・フェスティバル」のチラシが完成しました!
http://www.interpeople.or.jp/owf/A4_OWF2017_161214.pdfまた、出展団体リストとプログラム内容もホームページにアップデートしました!
今年も新規出展団体や楽しい企画などが盛りだくさん♪。ぜひフェスティバルに遊びに来てください!
場所は、関テレ扇町スクエア、大阪市立北区民センター、扇町公園で、大阪市営地下鉄堺筋線扇町駅直結、JR環状線天満駅徒歩3分、梅田からすぐ、駅からもすぐな会場です。みなさんお誘い合わせの上、ぜひぜひご来場ください。
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- 16.11.20 | 非営利・公益
- ボランティアバスに特例(災害半年まで法適用除外)
NPO団体などがボランティアを被災地に派遣する「ボランティアバス」について、観光庁が、今年の5月末、公募した参加者から参加費を直接集めるのは実費を徴収するだけでも旅行業法に違反する恐れがあると全都道府県に出したことから、被災地支援のための活動自粛が広がっていました。これについて、観光庁を定める方針を決めたことを、11月08日の毎日新聞が報じています。
それによれば、ツアー内容などを社会福祉協議会(社協)が承認し、災害から半年程度以内の場合などは同法を適用しないとの内容のようです。11月中にも、都道府県や運輸局に通知するようです。
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- 16.10.16 | 非営利・公益
- O−ネットの「クラウドファンディング」ご協力のお願い
このほど10月17日より、私が関わっておりますNPO法人「介護保険市民オンブズマン機構大阪」(通称O-ネット)で、介護施設でのオンブズマン活動をより充実させるためのサポート体制強化のため、その費用を集めるために、クラウドファンディング(Crowdfunding)に挑戦することになりました。これは、分かりやすく言うと、「ふるさと納税」のNPO支援版みたいなもので、ネットを介して不特定多数の人から支金や寄付金を集めるサービスです。
「介護施設への『橋渡し』を通じ、高齢者の笑顔を支え続けたい」を募集タイトルにして、この10月17日(月)から、我が国最大のクラウドファンディングであって、「誰もがやりたいことを実現できる世の中を創ります」をキャッチにする「READYFOR?」にて、1か月間(11月16日まで)公開します。介護保険市民オンブズマンへのサポート事業資金として25万円を確保したいと考えています。
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- 16.09.10 | 非営利・公益
- 中国「慈善法」9月1日から施行
中華人民共和国第12期全国人民代表大会において、本年3月に「中華人民共和国慈善法」が可決・成立し、この9月1日から施行されました。全12章112条から成っています。
(写真は人民大会堂)
人民網日本語版の記事によると、この「慈善法」の誕生で、慈善活動について明確な境界線が引かれると同時に、慈善団体の設立・運営、慈善資産の資金源・運用、慈善サービスの実施、慈善事業の発展促進など各分野での規範化に関する明確な規定が打ち出されたとしています。また、毎年9月5日を「中華慈善日」とすることが定められました。名前からして「チャリティ法」のようなイメージですが、日本の法律と比較したら、何に当たるのでしょうか。NPO法、公益認定法、募金に関する条例でしょうか?それとも、慈善活動規制法でしょうか。
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- 16.08.15 | 非営利・公益
- ゆるキャラグランプリが投票中
ゆるキャラさんが相変わらず人気です。日本国中どこにも存在していて、自治体やまちづくりの団体などが主体となってこれを支え、地域に根ざした活動をしながら、地域のスターとして(もしくはそうなるべく)頑張っています。そのようなゆるキャラたちが毎年一度、緊張するお祭りがあります。「ゆるキャラ®グランプリ」です。
今年の「ゆるキャラ®グランプリ2016」は、すでに5月から始まったエントリーが7月15日に締め切られ、22日から一般からの投票が開始され、10月24日(月)18時に投票が締め切られます。
そして、11月5日(土)、6日(日)に、愛媛で開催される「ゆるキャラ®グランプリ2016 in 愛顔(えがお)」にて決戦投票がされ、ゆるキャラ®グランプリ2016の表彰式がなされます。■ご推奨「元祖招き猫 ガラスケ」 (写真・Copyright © 門真市)
私は、いま、大阪門真の「元祖招き猫 ガラスケ」(エントリーNo.990)を応援しています。
ぜひとも皆様からの一日一票、ガラスケに投票をお願いします。
ゆるキャラ®グランプリサイト⇒http://www.yurugp.jp/vote/detail.php?id=00001131
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