税理士法人BETTあかつか事務所

セブンイレブンのエリア戦略

17.08.30 | メルマガBETT

さて、先週の続きで、
コンビニの話です。
 
今日はセブンイレブンのエリア戦略に
ついてです。
 
 
・・・ここで唐突ですが問題です。
コンビニ業界で、初めて全国制覇したのは
どちらでしょうか?
 
①セブンイレブン
②ローソン
 
答えは・・・

コンビニ業界で初めて全国制覇をしたのは
『ローソン』です。ご存知でした?
 
ローソンは1997年に既に全国制覇を達成しています。
 
しかし、その当時も今も、
ローソンに比べて、セブンイレブンは
1.5倍の店舗数があります。
なぜでしょう?
 
そのカギとなっているのが、
セブンイレブンの『エリア戦略』です。
 
 
・・・数年前までずっと私の家の近くには
『サンクス』がありました。
 
そしてそのサンクスと
道を挟んで反対側にあるとき
セブンイレブンが進出してきました。
 
 
・・・そこから、一年もしないうちに、
サンクスは撤退。
 
セブンイレブンが私の地域を独占しています。
 
 
◆セブンイレブンの戦略◆
 
セブンイレブンは徹底的にエリア戦略です。
絞ったエリアで一番のシェアを獲得してから
次のエリアに進出していきます。
 
セブンイレブンがシェアを取ったエリアは
他のコンビニが入り込む余地がありません。
 
先週のメルマガで書いた、
陶山訥庵(すやまとつあん)が対馬で
イノシシ退治に使った戦略と同じです。
 
エリアを小さく区切り、敵を全滅させてから次に移る。
こうしてセブンイレブンは全国で一番を維持しています。



◆少し進むとまたセブン!?
さらに、こんな経験ありませんか?
 
車で走っていると、
さっきセブンイレブンがあったのに
えっ?またすぐにセブンイレブンがある・・・。
 
これにも実はエリア戦略が大きく関わっています。
 
というのも、ライバル店舗に対しても
もちろん効果はありますが、
実はセブンイレブンにとってメリットが大きいんです。
 
・・・この話はまた次回。
 
 
先週からのこの話は、
『ランチェスター戦略』
から来ています。
 
もう使い古されたような戦略にみえますが、
私にとって宝箱です!
 
気になった方はいつでも
質問してくださいね!
 

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