山内経営会計事務所

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人の「脳のクセ」の違いから適材適所を図るには。

20.06.07 | 働き方改革

経営において『適材適所』と良く言われますが、
そのためには、人の強みを把握する必要があります。

人の強み= 特性 × 専門性 なのですが、
その中でも特性は人の得意・不得意のことを言います。

目に見えない人の特性を知るためには、
自分や相手をじっくり観察する必要がありますが、
日々の業務の中では目の前の業務に追われて、
同僚の特性をじっくり観察する時間はなかなか作れません。

そこで私は、仕事の中で人の特性を識別するために、
「効き脳」診断というツールを使っています。

効き脳はゼネラルエレクトリック社で人と人の違いを把握するため開発され、
いまや全世界で200万人以上の診断が行われています。

日本でもコカ・コーラや資生堂など多くの企業で、
個々のスキルアップや適材配置、
コミュニケーションの向上といったチームビルディングに幅広く活用されています。

人の行動・発言は『効き脳』によって行われます。

人の『手』に右利き、左利きという生まれながらのクセがあるように、

人の『脳』にもクセがあります。

効き脳によって、人の脳のクセの違いが分かります。


この脳のクセにより、

人の行動や考え方、得意や不得意、理解や納得のポイントが無意識に決まっています。

無意識に表れるクセの違いにより、

コミュニケーションエラーにつながったり、

『業務』の出来・不出来に影響を及ぼしています。


つまり、効き脳の違いを意識出来れば、

コミュニケーションや適所適材がより早く、うまく出来るようになります。

効き脳は4つに分類される。

脳のクセ、効き脳は、

A:論理・理性脳
B:堅実・計画脳
C:感覚・友好脳
D:冒険・創造脳
の4つに分類されます。


効き脳診断を行うことにより、

その人の効き脳の組合せや強弱の違いが分かります。


効き脳診断は合計200ポイントをこの4つの特性に振り分けます。

50点が平均であり、
それより点数が高ければ効き脳が強いと判断されます。

私の効き脳の例でご説明しますと


A:論理・分析脳が75点と高く、

B:堅実・計画脳とD:冒険・創造脳はほぼ平均値、

C:感覚・友好脳は低め

という結果となっています。


「論理的に物事を考えられるが、人の気持ちは分からない」

ひとことで言うとこういう人物になります。


ものごとを論理的に考え、表現することが自然と出来るので、
以前は他の人がなぜ論理的に説明出来ないか分かりませんでした。

今では(効き脳が分かれば)どれくらいの情報量を伝えれば、
業務や考えていることが伝わるか、意識できるようになりました。


「人の気持ちが分からない」ために、
無意識に人を傷つけてしまう可能性があります。


しかし今では、
他の人に比べて「人の気持ちが分からない」ということが分かっているので、

以前よりも人との関係性はうまくできるようになっています。


このように、効き脳をうまく使えば、

自分の強みや弱みをどのように克服すれば良いかが分かります。

例えば野球において右利きの人間が、

訓練によって左打席で打つことができるようになるのと同じです。


そして、組織のメンバーの効き脳が分かれば、

誰かの強みで誰かの弱みを補う事ができるため、

適材適所が可能となるのです。

それぞれの効き脳の違いについて詳しくは、
次回述べたいと思います。


この効き脳診断を活用した働き方改革セミナーを7/2に行います。

会費3.000円で、通常5.000円の効き脳診断が受けられるだけでなく、

適材適所にどう活用するかが学べる内容となっています。

ぜひともご参加ください。

セミナーについて詳しくはこちら

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