税理士法人BETTあかつか事務所

共感してもらえる?

21.09.29 | メルマガBETT

From 山本峻也

@事務所
 
ここのところ、
あかつか事務所のコンセプトやサービスなど、
色々なことを社内で話しあっています。
 
どうすればお客様から選ばれるか、
どうすれば従業員からも選ばれる(働きがいがある)か。
 
なかなか簡単に答えが出るものではないのですが、
少しずつ答えに近づいているように思えます。
 
 
さて、少し話は変わりますが、
色々考えて悩むときに、
私が頼る愛読書、サイモン・シネック「WHYからはじめよ」
読んだことがある人も多いと思いますが、まだの人はおすすめです!
 
ゴールデンサークルという図が有名で、
WHY→HOW→WHATの順番で言うと伝わりやすい・共感を得やすい(買ってもらいやすい)という理論です。
 
この話をするときに、この例を言うとわかりやすいですね。
皆様もお使いのAPPLEの話です。
 
例えば、コンピューターを売るときにどちらのほうが買う気になるでしょう
 
①我々は素晴らしいコンピューターを作りました。美しいデザインで使いやすいです。一台いかがでしょう?
 
②我々のすることはすべて、世界を変えるという信念で行っています。
違う考え方に価値があると信じています。
我々が世界を変える手段は、美しくデザインされ、勘案に使えて親しみやすい製品です。こうして素晴らしいコンピュータができあがりました。
一台いかがでしょう?
 
APPLEは②の伝え方をしています。
WHY→なぜ我々はこういうことをしているのか?
HOW→それを実現するための手段は?
WHAT→結果としてできたサービス、製品がこれです。
 
APPLEの信者ともいえる人たちは、WHYに直感的に共感しています。
そうすると、WHATが何であれ、買うということになる。
 
そもそもこの順で伝えると、人間は意思決定をしやすくできています。
 
これは心理学ではなくて、生物学の話で、
人間の構造上そうなっている、ということです。
 
具体的に言うと人間の脳の話なんですが、
脳を断面図にすると大きく分けて上から3つの分野に分けられて、
この3つの分野が実は、WHY→HOW→WHATと対応しているから
伝わりやすいんだそうです・・・。
(私にはまったく脳に関する知識がありませんので、聞いたままお伝えします。)
 
少し脳の話が続きますが・・・
人類が進化していく長い過程の中でわりと最近に発達してきたのが
言語や合理的な分析、これって筋が通ってるよね、ってことを判断している脳の一番外側にある大脳新皮質という部分
ここがWHATの部分に対応していて、例えばコンピュータの場合、
スペックなどを見て、合理的にこのPCは使えるか判断をします。
 
大脳新皮質とよりも内側にある2つの部分は大脳辺縁系と呼ばれ、
感情・信頼・忠誠心、さらには人の行動を司っているそう。
ここがHOW・WHYと対応していて、直感的に買いたいと判断しています。
コンピュータの場合、他の高機能な製品を扱うメーカーよりも、
直感でMacを選びますよね?
 
単純に、コンピュータの処理速度などの性能だけを比較して選ぶのであれば
macbookよりも処理速度が速いものはあります。
だけど、macbookを選ぶ。なぜか?
 
人間の行動するときの意思決定をしているのが、
昔から発達していた大脳辺縁系、つまり(HOW・WHY)の部分です。
 
大脳辺縁系は言語能力はありません。
なんかわからんけどこれが欲しいと、
直感で納得できないと行動に移せないということです。
 

◆WHYを伝えているか??

商品やサービスを売るときに、
皆様は機能だけを説明していませんか??
どんな思いでその仕事をしていて、
どんな価値や利益を世の中に提供したいと思っているかを
お客様や見込み客に伝えていますか?
 
そこに共感してくれるお客様は、付き合いやすいお客様になると思いますよ!

~山本のテニス裏話~
最近、メルマガを配信していなかったので、
気になっていた方も多かったと思います・・・(そう信じています)

浜松にも緊急事態宣言が出されてはや一ヵ月以上たち、
ようやく9/30で解除されます。

私は平日は20時以降のクラスに通っていたので、
ここ一ヵ月は休校続きでした。。。

習慣って、怖いですね。
やっている途中は何ら違和感なく続けていたことが、
一旦しばらく途切れてしまうと、またそのリズムに戻すのが億劫になります。
たぶんそれがないのが習慣としてできてしまう。

習慣にするにも、リズムを壊すつもりで、半ば強制的にやらなければ
身体が順応してこない。

つくづく人間は安定を求める生物ですね。

TOPへ