税理士法人SKC

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愛国と反日

22.07.29 | 堺俊治の独り言的情報

 日本が好きか嫌いか、日本は愛するに値する国か、それと日本はもろくでもない国かと、自分に問いかけたら、30代半ばまで、日本は愛するに値しないし、ろくでもない国であると即答したように思います。 その私が、いつ頃からでしょうか、徐々に愛国心が強く感じられるようになりました。

 韓国の若人は、ほぼ強い反日感情を持っているようです。 ネットでの日本に対する反応は尋常で無い誹謗中傷にあふれています。 もちろん韓国の若人の中にも、自国の日韓合意違反や歴史問題の捏造を批判する人達がいることは知っています。 しかしまるで仮想敵国のように日本を扱うのは大韓民国建国以来、韓国政府にとって国民をコントロールする為には都合がよかったからでしょう。 韓国の学校教育では、日本は韓国を植民地として、富を収奪し、韓国民に残虐非道な行為を行ってきたことになっています(中国でも中国共産党の日本に対する教育方針は「日本は中国を侵略し人民に極悪非道な行為を行った」)。 実際には欧米のような植民地政策をとったのではなく、李朝の身分制度を廃止し日本と同様の民主的制度を適用し、韓国人を日本人として制度的には平等に扱い、近代国家としての発展の基礎となるインフラ投資を徹底して行っています。 私の母は北朝鮮の元山で生まれ当地の女学校で終戦を迎えています。 その母の北朝鮮での生活の話を聞いていると、その話の端々に朝鮮人を見下した差別的表現を耳にします。 だから日本政府が朝鮮を植民地として富を収奪しようとしていたのではなく、日本の領土として日本人として制度的には平等に扱おうとしていたのは確かでしょうが、現地の日本人との間には歴然とした差別があったように思われます。 その状況からの心情の反発が反日活動につながっているだろうし、学校教育でも徹底して日本人を悪魔のように扱っているようです。
 そして、戦後の日本の学校教育でも反日教育がなされてきました。 私は学校で習った通り、日本の軍隊はアジア諸国を侵略し、残虐非道な行為をしてきた。 だから日本政府が、中国や北朝鮮、韓国に謝罪し多大な援助をするのはしようがないことだと思ってきました。 私の周りには、そんな日本政府に疑問を投げかける人達はいませんでした。 それに比べアメリカ合衆国は偉大でした。 ベトナム戦争で米国が敗れるまでは偉大でした。 そんな20歳前後の私には、こんなクソみたいな日本で生きていくことに、ただ諦めることしかありませんでした。 今、時折耳にすることですが、日本を愛することが出来なければ、日本で生きていくことに夢を描けない、それが若者の自殺の原因の一つではないかという意見です。 その頃の私が、まさにそんな状況でした。 当時こんなことも思いました、「底辺を這いずり回ってでも、生き延びていくことが抵抗の証になるだろうか」、ただ自殺が怖いだけの言い訳だったとも思いますが。

 さて、いつ頃からでしょうか、全てが学校教育とマスメディアからの洗脳であり、その発端は、東京裁判において徹底して日本政府と軍部を残虐非道な悪者にでっち上げ、その上それまでの日本の思想教育が間違っていたために、日本の民衆は騙されていたというシナリオに、まんまと載せられていたんだと気づき始めたのは。 かつて朝日新聞、朝日ジャーナルは知性の象徴でした。 その朝日新聞の多くの捏造記事の為に、日本を好きになれなかった人も多くいるのです。(あれほど旭日旗を非難の対象としている韓国民が、なぜ朝日新聞の社旗を非難しないのだろうか)
  マスメディアは、自分らが日本社会の主導権を持っていたいという願望があるのでしょうか。 朝日新聞はかつて、本社内で、安倍総理大臣を退陣に追い込むことが目的だ、と公言していたといいます。 本当に主導権を持ちたかったら、メディアの目的は、政府を監視することだ、等と偉そうに言うだけじゃなく、各メディアは日本の将来にどんなビジョンを抱いて、内閣や社会現象を評価しているのかを明らかにするべきではないだろうか。

 今、若者たちは新聞も観ないし、テレビを観ません。 情報はネットで得ています。 だからマスメディアがどんなに世論を誘導しようとしても、若者の多くは影響を受けません。 私は、現在、病気のため自宅療養の時間が多くなっています。そのため、YouTubeを観ることが多くなって、今まで以上に情報量が増えています。 もちろん多くの情報の真偽を意識しながら観ていますが、若者が新聞やテレビを観ない理由がよく分かります。 私がよく目にするテーマに、日本に訪れた外国人が日本の感想を話すというのがあります。 多くの外国人が日本のとりこになったと話していますが、私も観ていて改めて、日本の良さに気づくことがあります。 そしてふと思うのです、そういえば日本の素晴らしさについて、生まれてこの方、教師や大人からはついぞ聞かされたことがなかったなぁ、って。

 

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