税理士法人SKC

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今年の漢字は「戦」でしたね、「知らんけど」(今年の流行語の一つ)。

22.12.27 | 堺俊治の独り言的情報

 今年も、あと数日となりました。 しかし今年からや今年以前から始まった「戦」は、終わりそうになく、来年へ、更にもっと先へと繰り越していきそうですね、知らんけど(この言葉は自分が言った事柄の責任回避として、都合良く使われているのでしょうね、知らんけど)。
 長く続くC-19ウィルスとの戦い、 今年の2月から始まったロシアのウクライナ侵攻、 日本では安倍元首相の死後の自民党内の主導権争い、米国ではトランプ共和党が中間選挙で優勢になったことで2020年の大統領選挙を覆すような民主党やDSとの争い、 中国共産党でも習主席と反習主席との権力闘争が起きているとかも言われ、これらの「戦」が年を越します。 いずれも結果が予測できない争いとなっており、その結果次第で、我々の未来にも大きな影響をもたらすような争いです。

 そして、今年起きた注目すべき出来事は、私には、既得権益集団vs反既得権益集団との対立のように見えます。 安部晋三氏は政界や官界の既得権益層(戦後レジーム、政財界の媚中・媚韓派等)と対立していましたし、米国ではトランプ氏を支持する最も熱い層が、米国の既得権益構造から見捨てられた白人階層です。 ロシアや中国は全体主義国家と言われ、それに対峙しているのが日本や欧米の民主主義国家、あるいは自由主義国家とメディアでは報道されます。 しかし、見方によっては、あるいは全体主義国家からの見方によっては、プーチン大統領や習近平主席は、第二次世界大戦後の米国を中心としたグローバルな既得権益構造と対決しているといえるのではないでしょうか。
 欧米の覇権構造である戦後体制の中で、世界中に大きな権益を広げた欧米の国際金融資本や大企業は、今や圧倒的な財閥としてあらゆる国々の政財界に影響を行使し、強固な利権構造を創りあげ莫大な利益を獲得しています。 そしてその富をより増やす目的であらゆる手段を行使して、紛争や争いを生じさせ、戦いに必要な武器を供給し、その武器の購入に莫大な資金を提供してきました。 この権益構造は軍産共同体・軍産複合体とか言われていますよね。 無意味な紛争を引き起こす原因を撒き、この莫大な資金を融通し武器を売れば、確実に富は増大します。 日露戦争で戦費に瀕した日本政府は、この資金を融通してもらいロシアと戦うことが出来ました。 これらの勢力が巷で言われるディープステート(DSと略称します)の中心ではないでしょうか。
 この勢力は、私が今年よく耳にした「グレートリセット」を望んでいる勢力のようです。 もう一つ今年からよく耳にするようになった言葉に「グローバリスト」という言葉があります。 これに対する言葉は「ナショナリスト」のようです。 安倍首相は「美しい日本」「誇れる日本」にしようと呼びかけました。 トランプ大統領は「Make America Great Again」(MAGA)が政治スローガンです。 この二人は自国ファーストの政治家でナショナリストなのだと、私には見えています。 反対に、「グレートリセット」によって、世界を統一政府でコントロールしようと考えている勢力がグローバリストであり、この政治的方策がグローバリズムです。 世界政府の樹立によって、富の偏在を無くし、貧困や飢えが解消され、真の意味で持続可能な地球が生まれてくれればグローバリズムを支持しますが、欧米の植民地支配の歴史は、他民族からの富の収奪の歴史です。 欧米人が創ったSDGsなどの綺麗事を支持して嬉しがっているのは、人の良い日本人だけだという評論家もいます。 欧米人のこれまでの歴史を遡れば明らかですが、欧米人は、日本の様な循環型の社会など一度として創ったことはありません。 欧米では、中世から人口拡大とともに、根こそぎ木を切り倒して、森や林を破壊し、植林もせずに自然を自らの為に利用し尽くしています(日本も戦後は同じ事をしていますが)。 何故なら植林など必要がなかったのです。 他民族を植民地化して必要なものは全て、収奪したからです。 そして世界から収奪した莫大な富で考えられる限り贅を極めた宮殿を建て、華やかな宮廷文化を満喫して来たのです。 ワクチン等で莫大な利益を得ている米国のファイザーやアストラゼネカ等の製薬会社が、そのワクチンで得た途方も無い莫大な利益を、世界の貧困や飢えを解決する為に投入するなど、私には想像できません。 彼らは、C-19ウィルスの治療薬でさらに利益を得ることしか考えていないでしょう。 イベルメクチンの開発者でありノーベル賞受賞者である大村博士が、「イベルメクチンはC-19ウィルスの特効薬になる」と伝えているにもかかわらず、その大村博士がイベルメクチンの実用化を委託した米国メルク社は、イベルメクチンはC-19ウィルスの治療には効果がないと発表し、そのすぐ後に、当のメルク社は、モルヌピラビルという今ではあまり効果がないといわれるC-19ウィルスの治療薬を販売しています。 これらの製薬メジャーと言われる大企業は、単に薬を製造することで最大利益を上げようとしているだけで、その薬が本当に効くか効かないかは問題ではないように見えます。 まるで、売れさえすればいいという企業活動のようです。 そして今もなおこの地球上の極大な貧富の格差を生み出しているのは、こういう自己利益の増大だけのために経営しているグローバル大企業や国際金融資本家などのダボス会議(世界経済フォーラム)に結集する大資本家達なのです。 だから、彼らがその富の一部でも、貧困や飢えの解消に資金を投じると決めれば、大きな効果が出るどころか、SDGs問題の全てが解消するかも知れないことは、少し考えれば誰もが分かることです。 彼らはそんな自己の富が減少する様なことは決してやらないでしょう。 彼らには、常に富の増大を目指して来た歴史だけがあります。 戦争を引き起こして、武器を作って、金を貸して貸した当事者に武器を売るという、これまでの「マッチポンプ」をやり続けできた歴史を否定することはできません。 だから彼らが、地球統一政府を創って、持続可能な地球にすると言ったとしても、新たな富の増大の仕組みを実行しようとしているだけではないかと疑うばかりな訳です。
 来年は、このグローバリストとナショナリストの戦いの構図はより鮮明になっていくかもしれません。北九州市は来年明けの1月22日から市長選の公示がされ、2月5日に開票されます。 北九州市長選挙には、グローバリストvsナショナリストの対立はありませんが、北橋市政16年間の総決算であり、この16年間の市政を良しとし、北橋市長が推薦する津森候補に未来を託すか、新たな政策を掲げる武内候補に北九州市の可能性を託すかの戦いになりそうです。 北九州市は市長選をめぐり、戦いムードで新年が明けそうです。
 もう3年ほど前になると思います。 武内和久氏が知事選に落選した後、福岡でコンサルタントをしているという話を聞いて、ある人を介して北九州市で武内氏と数人で会合を持ちました。 私は当時、北九州中小企業経営者協会の会長の任にあり、当団体は北九州経済の活性化を目的とした活動をしており、知事選を戦った武内氏に、北九州市について経済活性化のサゼッションをもらうことが目的でした。 その日は数人で武内氏に北九州市を観てもらうため、門司の和布刈り公園から皿倉山山頂まで案内したことを覚えています。 そのうえで、北九州市の活性化に力を貸してもらえないだろうかと要請したことも覚えています。 その後数か月して、武内氏が北九州市に大変興味を持ち、政令指定都市として、北九州市の未来へ大きな可能性を感じている旨の感想を伝えてもらいました。 そして今日、武内市長候補として北九州市について語る言葉を聴くと、3年前の出会いから本当に北九州市に大きな可能性を感じ、より深く北九州市を研究し、そして本当に好きになってくれたのだと感じ、感慨深いです。
 まだよく武内候補のことを知らない方は、ぜひ彼と話をするか彼の会合に参加してみてください。 彼のことを知っていただいたうえで、投票権を行使していただければと思っています。 これから数年で、日本製鉄、三菱マテリアルなど広大な面積を利用していた大企業が、北九州市からの撤退を余儀なくされる可能性が大きいといわれています。 これらの重工業の大企業やこの関連の中小企業群が支えてきたといわれる北九州市の経済構造や市の財政構造が大きく変動していく北九州市を、どう運営していくかを決める北九州市長選です。 来年が、北九州市の大きな節目になるであろうことは間違いないでしょうね。 知らんけど!

注 1 : ディープステートの概念やダボス会議との関連などは、全て私の私見(妄想)です。
注 2 : グローバリスト、グローバリズムに関する定義は、私見(妄想)に基いています。

 ところで、私の癌との戦いですが、令和3年11月に大腸癌の手術をして、今年に入って3月に肝臓転移癌の手術、それからは抗癌剤投与と温熱治療を2週間1クールで9か月継続してきました。 今のところ癌が増殖してはいないようですので、この治療を来年も続けることとなっています。 来年こそは、完治の報告が出来るよううまく戦っていきます。

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