税理士法人SKC

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令和5年度への期待

23.01.27 | 堺俊治の独り言的情報

今年の干支は「癸卯」の年で、「これまでの努力が花開き、実り始めること」を意味するようですから、私も今年に期待することを挙げてみました。

1.ウクライナ戦争の終結
 終結には、ロシア軍の撤退しかないと思うのですが、ロシア軍の撤退があり得るだろうか。他の終結の可能性はプーチン大統領の失脚でしょうが、これも起きる可能性は少なそうです。では米国や西欧諸国(NATO)はウクライナをどこまで支援し続けられるだろうか。このまま行くとロシアとウクライナ支援国との持久戦になりそうな気配です。あるいはプーチン大統領は、核を使用するところまで追いつめられるかも知れませんね。しかしそんな状況になれば、ロシア政権内に核使用を許さない勢力(いると期待して)がプーチン大統領を失脚させるかも知れないと期待してしまいます。

2.トランプ氏の復権
 トランプ氏が大統領であった4年間は、世界情勢が安定していたと感じています。しかし世界情勢が安定すると困る勢力が2020年の選挙で、トランプ氏を失脚させました、というような見方をすると、すぐに陰謀論者として排斥を受けるような世論がありますが、イーロン・マスク氏がツイッター社を買収して以来、機密化されていた文書を次々に開示したため、今現在米国では2020年の大統領選挙の不正から議会乱入事件までが、民主党の策謀であったことが、徐々に明らかにされつつあります。バイデン大統領が副大統領であった時に、その地位を利用して息子のジョー・バイデンと多額な利益を享受したことも不法取引として立件されそうです。しかしそれでも、米国のオールドメディア(新聞やTV)は依然として民主党びいきのため、米国オールドメディアを情報源としている日本のオールドメディアは、そのような報道を一切しません。明らかに民主党政権は破綻しそうですが、民主党に対する米国民の支持は根強いようです。日本では報道されませんが、米国民の30%ほどが底堅いトランプ支持者と言われ、その勢力は今年になって拡大すると思われます。その結果、米国はグローバリスト対ナショナリストで分裂がより進みそうですが、現在の混沌とした世界情勢が安定化に向かうためにはナショナリストのトランプ氏の復権が期待されます。

3.C-19コロナウィルスパンデミックの終息
 今回の新型コロナウィルスパンデミックで、日本がどれほど米国の意向通りに動かざるを得ないかが明らかになったように思います。感染が拡大した当初は、1年以内には日本独自でワクチンや治療薬を開発できるという報道を何度も聞いたと思うのですが、今に至るに日本製のワクチンも治療薬も認可されないままです。C-19コロナウィルス感染対策に70兆円を超える予算を投入し、そのうち米国からのワクチン購入費は何%を占めているのでしょうか? 日本は、「未だに米国の植民地なのです」と論ずる評論家の声を多く耳にするようになった気がしますが、真にこのパンデミック以来、100兆円を超える国債を発行しその多くの円が米国の製薬メジャーに吸い上げられてしまったのです。これこそグローバリズムを装った植民地政策ではないかと勘繰ってしまいます。今年こそ、日本人の知恵を結集して感染症法5類の指定のみならず、治療薬の早急な認可に向けて政府の適切な対応を期待します。 

4.台湾有事の回避
 中国共産党習近平主席が「台湾統一の為には武力行使も辞さない」と発言したことで、中国共産党の台湾進攻がより現実的なものとなっています。私などは、台湾と友好な交流をすれば、わざわざ統一を嫌がっている国に多大なコストを投じて統一などしなくもよかろうと思うのですが、独裁的権力者にとって、公言したことが出来ないとなると権威が失墜する恐れがあるということなのでしょうか。現代のリーダーに求められているものは権威より柔軟性であると思うのですが。そして重要なのは権威を守ることより、ビジョンを示すことでしょう。安倍晋三氏はそんなリーダーの一人であったのではと思います。
 中国経済はかなり悪くなっていると評する人が多いようです。不動産価格の下落でいわゆるバブル崩壊現象が起きていて、金融機関では不良債権が多大に積みあがっているようです。そのため中国共産党は、今年は経済の立て直しに追われて、台湾進攻は無いだろうと予測する評論家が多いようです。しかし、内政が混乱すると国民の意識を外に向けるため、わざわざ国外で紛争を引き起こすというのも歴史的事実です。あまり好ましい期待ではありませんが、中国経済がより弱体化し軍事予算どころではなくなることを期待します。

5.新たな北九州市長誕生
 2月5日が北九州市長選挙の投票日です。いよいよ16年間続いた北橋市政が終了し、新たな市長が誕生します。3年ほど前から停滞が続く北九州市の再生を願って、中小企業の経営者団体を介していろんな方々と交流しました。その交流の中には次期市長候補を市民の手で送り出したいという願いもありました。その交流の中で「武内和久」氏と出会い、我々の仲間と意気投合し北九州市の可能性について大いに語り合いました。そのうえで彼に北九州市の再生に手を貸して欲しいとお願いしました。それからこの市長選立候補まで、コロナ禍の中、武内氏は北九州市中をくまなく回りはじめ、市民との交流を深めました。その結果、大企業や政党の支持は一切なくても、多くの市民の支持と市民ボランティアの支援によって、本当の意味で市民が選んだ候補者として市長選に立候補しています。今年の私の大きな期待は、武内市長を誕生させることです。令和5年度の市政からは、武内北九州市長と共に、北九州市の再生に向けて進んでいけることを期待しています。

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