23.05.09 | グロースリンクグループより

今月の格言はこちら！

人生に恐れるべきことは何もありません。あるのは理解すべきことだけです。

- マリ・キュリー -
（フランスで活動したポーランド出身の物理学者・化学者 / 1867～ 1934）

キュリー夫人といえばラジウム・ポロニウムの発見で世界的に有名ですよね。
科学者として有名な女性は男性と比べると世界的に少なく、より一層彼女の存在を印象付けています。
幼いころから物理学に強い興味を持っていたマリは当時女性でも科学を勉強できたパリの大学を物理学1位の成績で卒業します。
このころX線やそれまでと異なる放射線の存在が発見され、影響を受けたマリーは
ピエール・キュリーと結婚後夫婦で放射線研究を開始しました。

ふたりの母として家事・育児をこなしながらも研究をあきらめなかった彼女は
研究開始から4年後ラジウムを発見し、ノーベル物理学賞を受賞します。
更に彼女は放射線治療の発展のためラジウムに関する技術を無償で公開しており、
特許を取れば大きな資金が得られたのに、という声に対し彼女は「知的な財産こそが人生最大の報酬です」と返したそうです。
その後も研究を続けたマリはノーベル化学賞を受賞し、長時間の放射線被爆により66歳でその生涯を閉じますが
今でも彼女の発見はガン治療等に役立てられています。

今月は人生をかけて「知る」ことに全力を注ぎ続けたマリ・キュリーの格言をご紹介しました。