税理士法人SKC

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うまく行く経営計画は行動計画の立て方で決まる!

15.01.16 | 事務所情報

株式会社さかい経営センターの代表取締役 田原公生です。

新年を迎え、心新たに今年の計を立てられていることと思います。
今年はこんなことをやろう。とか今年こそ残ったあの課題をクリアしようとか思われていることではないでしょうか?でもどうでしょう??
年末に今年のふりかえりをすると決まって「あっという間に今年も過ぎようとして何も出来なかったなぁ。」といったセリフが出たりしませんか。またはよく聞いたりしませんか? これは立てた目標設定に対して、具体的な行動計画が幾通りも設定されてないことが原因と言えます。
話しは逸れますが、「やる気の本質」というのがありまして、3つの要素で構成されています。(詳細はこちら)へ


「やる気の本質」は3つの要素

①目標が明確である。  ②達成できる自信がある。  ③やり方・方法・手段を沢山知っている。
この3つの要素が揃うと人は“やる気”になるのです。
計画のお話しに戻りますが、行動計画が経営計画の成否を決める決め手であるということが、このやる気の本質からご理解できると思います。つまり、経営計画を立てても本当に“やる気”になってない計画を立てて、気持ちのどこかで逃げの言葉で「これは相手があることだし、先にならんと分からないしなぁ!」とか「計画は所詮計画、現実はそう簡単にはいかない、絵に描いた餅の様なものだけど、ないよりよかでしょう。」とか言って自分を誤魔化していることがあったりします。 
  うまく行く経営計画の立て方とは、達成すべき目標(成果)のための、その手段(行動)を明確にすることからです。大切なことは、成果を具体的にして(「いつまでに」、「何を」、「どれだけ」達成するか)、それを達成するためにどのような具体的行動をとるかを決める必要があり、成果に焦点を合わせた行動計画を立てなければ、それこそ経営計画が絵に描いた餅になってしまう恐れがあるのです。先により具体的目標があれば、手段もより具体的になると言えます。 
 次の問題は、行動の段階です。計画は行動するためにつくります。ゆえに、つくった段階で、その行動の実現可能性のチェックを綿密にやっておく必要があり、行動の結果は検証・フィードバックへと繋がるのです。 そこで、もう一つ大事になってくるのは、行動のプロセスが検証可能な状態で記録されているかどうかです。
プロセス管理が不十分だと結果に対する原因の究明が曖昧になり、検証の判断を見誤ってしまうことにもなりかねません。
そして最後の問題は、検証・フィードバックの段階です。計画は仮説です。仮説は、その通り実行して、ほんとうに成果が出るのかどうか確かめる必要があり、検証しなければ、仮説はいつまでも仮説に過ぎないことになります。
 やってみて、うまくいかなければ、仮説を変える必要があり、その機能が、検証・フィードバックなのです。つまり、「仮説~実践~検証」の経営サイクルを繰り返し、繰り返しやり続ける意思を持っている企業だけが、仮説を真説に変えることができるのです。
 真説とは、「こうすれば、必ずこうなる!」という確信であり、俗にいう、勝利の方程式(ゴールデンルール)であり、勝ちパターンであるのです。このレベルに到達した組織の意思決定の必然性は、当然ながら高いことになります。
 そのような企業組織は、経営計画を絶対に手放さないし、立てた計画を「所詮、絵に描いた餅だ」などとは決して言いいません。 
是非、このような観点から経営計画(行動計画)に取り組まれたらいかがでしょうか?

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