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今月の格言「1人の子ども、1人の教師、1冊の本、そして1本のペン…」

23.07.31 | グロースリンクグループより

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1人の子ども、1人の教師、1冊の本、そして1本のペン、それで世界を変えられる。

- マララ・ユスフザイ -
(パキスタン出身の人権運動家 / 1997年7月12日~)

マララは女性教育の普及のために今も尽力しているパキスタン出身の女性です。
彼女が生まれた2007年ごろからイスラム原理主義組織タリバンの制圧により多くの学校が破壊され、
女性はテレビ等のメディアから情報を得ることも禁じられてしまいました。
そのような状況を世界に伝えるべくマララが匿名でブログに自身の体験を掲載すると、多くのメディアから注目を集めました。
しかしこれにより目をつけられてしまった彼女は2012年タリバンによる襲撃を受けます。
奇跡的に回復したマララは復習を望まず、「ペンは剣よりも強し」と教育を受ける権利を訴え続け、13年「マララ基金」を設立。
同年に『わたしはマララ』を出版しベストセラーに。 14年には世界最年少で「ノーベル平和賞」を授与されました。

今回の名言は、マララが13年にニューヨーク国連本部で行ったスピーチの一節です。
当時16歳のマララは「テロリストによって命を奪われた人々は数千人、負傷した人々は数百万人。
私の役割は自分の意見を主張することではなく、声のない人々の声を伝えることです」と
世界の平和を求め、そのために教育が欠かせないことを真摯に訴えました。
その言葉は世界中の人々の心に響き、国連は彼女がスピーチを行った日を「マララ・デー」と制定しました。

彼女は2020年にオックスフォード大学を卒業、2021年には結婚を発表し家庭を持ちながら
現在も女性教育の普及のために尽力し続けています。

インターネットが当たり前に存在する現代、弾圧の中起こした彼女の勇気ある行動は
瞬く間に世界中に広がり、多くの国の人々に感銘を与え、そして今も存在する多くの同じ境遇の人たちに希望を与え続けています。

今月はマララ・ユスフザイの名言をお届けしました。

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