日高税務会計事務所

夢のある壮大な計画を作りませんか!

15.06.15 | 所長メルマガ

ここ1、2年は映画館で映画を見ていません。どうしても見たいと思う作品が無かったからです。見逃しても後でDVDで良いと考えています。ところで年末ごろ「スターウォーズ」の新作が予定されています。楽しみにしています。この「スターウォーズ」は最初の作品が作られたころから ルーカス監督は 三部作×3(世代)の 9作品を構想してあったそうです。第一作は真ん中のシリーズのⅣからスタートです。予算など限られた条件で出発。大ヒットとなったため、続編の Ⅴ、Ⅵ が作られ一旦終了。時間置いた後、最新のCGなど駆使して、最初に作ったシリーズの親の代(過去)のⅠ、Ⅱ、Ⅲの三部作を完成させました。ルーカス監督は、最終作に本人や家族がワンシーン登場するなど楽しんであったそうです。そして、次の世代の三部作について、自分は作らないが、引き継ぐ適切な人達がいれば続編が作られることを拒否はしないと言ってあり、事実その通り、ディズニーが後を継ぐことになりました。最初のシリーズの Ⅳ、Ⅴ、Ⅵ も最新のDVD等では 後で作ったシリーズとの映像技術の進歩による違和感を減らすため、一部のシーンを追加したり、CGで加工が されていたりします。

前置きが長くなりましたが、多くの経営者が創業し経営活動を続けることは、長編映画あるいはシリーズものの作品を作ることと変わらないと思います。もしも、年度経営計画や 中長期の計画にストーリー性がなく一定の成長では、作る方も実行する方も楽しみは少ないでしょう。そこで、例えば、創業期・成長期・安定期の3部作でそれぞれの主役(商品、市場、組織など)を考えてみると良いでしょう。そして、後継者にどう思いを引き継いでもらうか。同族会社であればこそ長期の視点が大事です。上場会社の雇われ社長であれば在任の期間に一定の成果を上げれば後は責任は有りません。(短期業績が関心事、短距離走)。これに対し、同族会社では、ほぼ一生を事業に捧げることになります。自分の年齢や社会の変化を考え、意識して少しずつ行動を変えて行かなければなりません(生涯マラソン)。そして、 事業がうまくいっていれば後継者に託すことは 自然なことです。
 ところで、後継者向けの書籍がありました。『「後継者」という生き方』(プレジデント社刊 牟田太陽著 1700円+税)です。 著者は日本経営合理化協会専務理事で 理事長の牟田學氏の息子さんです。同世代の後継者を多く見てきて、正しい考え方、うまくいく秘訣などがまとめてあります。

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