日高税務会計事務所

思考は現実化する!?

15.12.14 | 所長メルマガ

自己啓発本などでよく言われています。一時期流行った「引き寄せの法則」もほぼ同じことだと思われます。自分が欲しいものや、成りたい状況を強く願うと、人は無意識レベルで五感をフルに使い、求める情報を検索し、アクセスし易くなります。街を車で移動していて、普段見えていなかった薬屋や郵便ポストが必要な場合に、見えてくる経験は多くの人が持っているでしょう。当然、周りの人に声を掛けていれば、情報は集まり易くなります。外国の実験ですが、無作為に選んだ見知らぬ人物にアクセスするのに、平均で8名の人を間に介すれば たどり着けるとのこと。だから、夢は多くの人に語った方が良いのです。

しかし、逆に「夢(本当に望むこと)は気安く語るな」と言う考えもあります。ドリームキラー(夢をぶち壊す人)がいるからです。そして、その多くは親や配偶者などの家族や恩師・先輩・同僚などで比較的関わりの深い方達です。大きな苦労や失敗を生じさせまいとする親心(好意)から成功(成長)の芽を刈り取ってしまいます。そのような危険性がある人々とは、夢の実現の可能性が見えてくるまでは 距離を置いた方が良いかも知れません。最終的には協力者になってもらう必要はありますが。ところで、思ったことがなかなか実現しない人の原因は、そもそも不可能な場合を除くと 思いが浅いか、努力不足のどちらかです。思いが浅いとは、普段の仕事や遊びの時には全く意識してなく、暇なときに時々考えている程度です。あるいは、頭ではやらなければと思っていても、何となく気が進まない、本気になれない、つまり、本心ではやりたくない、たぶん出来ないだろうと思っている場合もそうです。対処策としては、まずは出来ると信じること。次にやることを 見る・読む・言う・書くなど 五感を刺激する方法で 無意識レベルに落とし込む工夫をすること。人は同じ刺激になれると鈍感になるので、時々やり方を変えましょう。職場のスローガンなどの掲示はあっても見えていないことが多いですね。ある程度繰り返せば「思い」は深くなるはずです。次に、努力不足は行動の絶対量が足りないことです。「思い」と「行動」が一体となって実現に近づくわけですが、人によっては「行動」より「思い」の方がレベルが高いと思っている人がいます。建築で言えば設計者は、現場作業者より上位であると考えるようなものです。このような人は行動してうまく行かなければ簡単に諦めてしまいます。「発心・実行・継続」が大切と聞いたことがありますが、思いは行動のきっかけにすぎないとも考えられます。大抵、新しい行動を起こせば、失敗はその過程として発生します。その先に成功がある訳ですが、努力を嫌う人はそれが耐えられません。だから、考えを改めて行動することに力を入れるしか有りません。「思い」も「行動」もどちらも大切だからです。(本当は行動の方が大事です)

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