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ニュース六法
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- 13.05.11 | ニュース六法
- 富士山山頂は 「誰のもの?」
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この4月30日、富士山について、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関から、世界遺産として登録すべきとの勧告が出ました。ユネスコが6月にカンボジアで開く世界遺産委員会が最終決定する見込みです。登録されれば国内で17件目の世界遺産になります。うれしいニュースです。
ところで、みなさまは、富士山の頂上付近の所有者は国ではなくて民間のある団体だということをご存知でしょうか。(写真は富士山と鯉のぼり)
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- 13.04.11 | ニュース六法
- 対馬市観音寺の「観世音菩薩坐像」は戻るのか
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昨年(平成24年)10月に対馬市観音寺の「観世音菩薩坐像」が盗難されました。
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今年(2013年)1月に、韓国警察当局が韓国人容疑者らを逮捕し、仏像も回収されました。同じく対馬市の海神神社の国指定の重要文化財「銅造如来立像」や多久頭魂神社の長崎県指定の有形文化財「大蔵経」も盗んでいて、韓国内で売りさばこうとしていたようです。これらは日本に返還されるとの見込みでした。ところが、韓国の浮石寺信徒会の「この仏像はもともと浮石寺にあったものを日本が不当に強奪したの」との申し立てを受けた韓国の大田地裁は、「仏像が日本に正当に渡ったことが証明されるまで返還してはならない」という仮処分決定を出しました。法的にどう考えるべきなのでしょうか。
(写真:対馬の海) - 続きを読む
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- 13.03.10 | ニュース六法
- オプショナルツアーでの事故
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2013年2月26日に、エジプトのルクソールで、観光用熱気球が炎上、墜落し、日本人4人を含む19人が死亡するという痛ましい事故が発生しました。
今回の事故では、ツアーを企画した旅行会社は、旅行業約款の特別補償規程に基づいて死亡補償金をご遺族の方に支払うとしていますが、これはあくまで「特例」です。オプショナルツアーの場合は、原則として主催した旅行会社に責任はないのでしょうか。
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- 13.02.16 | ニュース六法
- 体罰は違法です
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体罰という問題が多方面で問題化しています。
大阪市立桜宮高校バスケットボール部の男子主将の自殺問題のほか、柔道のオリンピック強化選手への暴行問題などで、体罰問題が大きな論争を呼んでいます。議論は議論として、ここで、学校などの教育現場での体罰の法的な位置づけだけを整理してみました。
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- 13.01.12 | ニュース六法
- チノパンの交通死亡事故
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正月も明けたばかりの2日夜、チノパンと呼ばれる千野志麻フリーアナウンサー(フジテレビの元アナウンサー)が、乗用車を運転中に死亡事故を起こしました。駐車場を走行中に男性を引き死亡させてしまったものでした。この事故を巡っては、「なぜ逮捕されないのか」、「処罰はどうなるか」など、ネット上や週刊誌等で話題になっています。少し考えてみましょう。
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- 12.12.13 | ニュース六法
- ストーカー規制法は現代に合っていない?
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神奈川県逗子市で、この11月6日に、男が元交際相手の女性を殺害後に自殺する事件がありました。この男は2週間に1000件をも超える嫌がらせメールを、この女性に送信していたものの、県警はストーカー規制法違反で立件できないと判断していました。
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この法律は、電話やFAX、つきまといなどによるしつこい行為などを禁じていますが、電子メールについては対象外で、法の「盲点」がつかれた形となりました。時代に合わせた改正が必要ですが、問題は簡単ではありません。 - 続きを読む
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- 12.11.15 | ニュース六法
- 田中大臣による大学不認可騒動
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田中真紀子文部科学大臣による三大学の設置不認可騒動が大きな注目を浴びました。「不認可」→「不認可にしていない」→「新基準で再審査する」→「現行基準で対処する」→「認可」という騒動でしたが、6日間で終息しました。今回の田中大臣がおかしいのは、現在の大学設置認可制度は「準則主義」であるのを、無視していたことからです。
現状の大学設置認可制度とは。また、もし不認可撤回がなかった場合の法的救済はどうなのか、少し整理してみました。
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- 12.10.14 | ニュース六法
- 怖いネット犯罪~ウィルス作成罪
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大阪市のホームページに無差別殺人を予告する書き込みをしたとして、アニメ演出家が、偽計業務妨害罪で起訴されました。しかし、起訴後に、パソコンがウィルスに感染し、第三者がなりすまして遠隔操作できる状態だったことが判明。9月21日に釈放されました。同じころ、掲示板に伊勢神宮の破壊予告を書き込んだとして三重県警から逮捕された無職男性のパソコンからも同じウィルスが検出され、逮捕から1週間後に処分保留で釈放されました。
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知らない間に、自分のパソコンにウィルスが忍び込んで、第三者が自由に操作していた可能性があるようです。突然、身に覚えのないことで逮捕される恐怖。犯人は、どのような罪に問えるのでしょうか。
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- 12.09.15 | ニュース六法
- 丹羽大使公用車 国旗強奪事件
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北京で丹羽宇一郎駐中国大使が乗った公用車が、8月27日に、中国人男性らに襲われ、車両に立ててあった日の丸を奪って持ち去られる事件がありました。尖閣諸島をめぐる反日行動とみられるこの事件は、翌日に中国公安局が男2人を河北省で拘束しましたが、行政処分として拘留5日間にしたと発表しました。
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これは、2人が事実を認めた上に、計画性、組織性がなかったとして刑事処分ではなく、「治安管理処罰法」を適用したものでした。同法は軽微な違法行為に対して用いられ、15日以内の拘留か5000元(約6万2000円)以下の罰金を科せられます。この「治安管理処罰法」とは、どのような法律なのでしょうか。また、外国国旗への尊厳を害する行為に対して日本で発生した場合は、どうなるでしょうか。 - 続きを読む
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- 12.08.07 | ニュース六法
- パチンコ店をめぐる法律問題
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日本のパチンコホール運営の「株式会社ダイナムジャパンホールディングス」が、この8月6日、香港証券取引所への株式上場を果たしました。パチンコホール運営会社としては、国内外を通して初の上場です。事前の報道もあって、大きな話題になっています。
日本では、パチンコと刑法の賭博罪との関係や、ギャンブル依存症などの社会問題などから、今まで上場は認められてきていませんでした。今後はどうなのでしょうか。法的な問題点を整理してみました。
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