大阪プライム法律事務所

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“四天王寺ワッソ”2009が11月1日に開催

09.10.11 | 非営利・公益

四天王寺ワッソとは、古代のなにわを舞台に行われた、日本と朝鮮半島の交流の様子を再現した祭りです。大阪市の史跡 難波宮跡にて、今年も11月1日(日)に開催されます。

 

「ワッソ」とは・・

四天王寺ワッソとは、古代のなにわを舞台に行われた、日本と朝鮮半島の交流の様子を再現した祭りです。大阪市の史跡 難波宮跡にて、今年も11月1日(日)に開催されます。

 

「ワッソ」とは 現代の朝鮮語で「来た」を意味するようで、百済や高句麗など歴代朝鮮王朝の使節に扮した参加者が、当時の音楽と「ワッソ!ワッソ!」の掛け声とともに、巡行します。これを、聖徳太子など古代日本人に扮した参加者が当時の作法で出迎えます。

 

以下、「四天王寺ワッソ」ホームページより引用~

「古代、大阪は、“なにわの津”と呼ばれ、日本における東アジア交流の拠点でした。とりわけ、なにわの宮は、そのころの首都または副都であり、渡来の使節団は、ここから迎賓館的存在であった四天王寺へと導かれ、飛鳥へと文化を伝承していきました。

例えば、百済からは漢字と論語を伝えた王仁博士(わにはかせ)や、仏教を伝えた聖明王(せいめいおう)、新羅からは製鉄技術を伝えた天日槍(あめのひぼこ)など、日本文化や技術の発展に多大な貢献を果たしました。

四天王寺ワッソは、そのような豊かで雅やかな当時の国際交流を現在に再現するお祭りです。祭りを通じて、未来を担う若者や子どもたちが正しい歴史観を学び受け継いでいくことを目的として1990年に創設され、多くの人々に愛されて参りました。その後、2004年からはNPO法人大阪ワッソ文化交流協会が主体となって、広く市民に開かれた祭りを開催しています。」

 

存続の危機からの復活劇

このように、四天王寺ワッソは1990年から続く秋の一大イベントですが、途中、支援企業の破綻で実行委員会が解散し、2001年から2年間、中止の危機に見舞われました。そのとに、三洋電機の棚橋清晴氏が、奔走しました。最初に衣装等の保管場所を探し、次に関西の企業・団体を集めて新たな実行委員会を作り、2003年からの復活に尽力をされました。そして、巡航場所を谷町筋から現在の難波宮跡に移し、新たにNPO法人大阪ワッソ文化交流協会を発足して、初代事務局長になりました。残念なことに、復活年の2003年は雨で中止となりましたが、2004年からは見事に復活して、今日に至っています。

 

大阪のブランド

この四天王寺ワッソは、まさに大阪にとって継続する価値のある事業だと思います。棚橋清晴氏は、「大阪のブランドとして、これからも大切に守っていきたい」と言っていますが、本当にその通りだと思います。ぜひ、大阪の宝にしたい祭りだと思います。

 

開催日 2009年11月1日(日) 10:30~17:00

場所  大阪府大阪市中央区法円坂 史跡 難波宮跡

主催   NPO法人大阪ワッソ文化交流協会

http://www.wasso.net/index.html

 

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