大阪プライム法律事務所

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動き出した被災地支援活動

11.03.17 | 非営利・公益

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3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震は、未曾有の大災害になりました。災害発生から約1週間が経過しても、不明者の数も把握できないような状態で、食糧や燃料、物資の補給さえままならないといった現状が伝えられています。

現地の行政も、NPOも、社会福祉協議会なども、ほとんどが激しく被災し、機能不全に陥っています。多くの地域から、先遣隊として、市民力によるNPOが現地に入って、情報を流し始めています。彼らを支援拠点として、被災者の一刻も早い支援を、現地に負をもたらさない方法を考えながら、総力を挙げてしていかないとならないと思います。
そういったNPOの活動の全体を示すことはできませんが、いくつかを紹介したいと思います。・・・(写真または続きを読むをクリックして本文をお読みください)
 

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3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震は、未曾有の大災害になりました。災害発生から約1週間が経過しても、不明者の数も把握できないような状態で、食糧や燃料、物資の補給さえままならないといった現状が伝えられています。

現地の行政も、NPOも、社会福祉協議会なども、ほとんどが激しく被災し、機能不全に陥っています。多くの地域から、先遣隊として、市民力によるNPOが現地に入って、情報を流し始めています。被災者の一刻も早い支援を、現地に負をもたらさない方法を考えながら、総力を挙げてしていかないとならないと思います。
そういったNPOの活動の全体を示すことはできませんが、いくつかを紹介したいと思います。

■中央共同募金会
厚労省は、災害ボランティア活動支援プロジェクト会議の一員である中央共同募金会を通じて、義援金の募集を始めました。被災者の救援活動には、全国のボランティア団体・NPOが大きな役割を果たすこととなりますが、被害が極めて甚大なことから、救援活動は広域化、長期化し、活動に要する費用もかなりの額にのぼると考えられるため、活動を資金面で支援するために、被災地で活動するボランティア団体・NPOへの支援募金を展開することとしたものです。ここに募金をした個人や企業には税制上の優遇措置が適用されます。
募金の受け取りを希望するNPOは募金会に申請する必要があり、募金会の審査で配布先を決めます。厚労省は約15億円を確保したいようです。
振込先
三井住友銀行の東京公務部
口座番号:「0162085」(普通預金)
口座名義:「社会福祉法人中央共同募金会災害ボランティア口」
(2013年3月末まで受け付け)
募集の主催団体は社会福祉法人中央共同募金会で、厚生労働省が後援団体

■災害ボランティア活動支援プロジェクト会議
http://www.shien-p-saigai.org/
ここは、企業・社会福祉協議会・NPO・中央共同募金会が協働するネットワーク組織です。
ここも12日朝に先遣隊が現地入りし、宮城県社協と合流して可能な範囲を巡回、 県社協、市社協、NPOセンターなどと災害ボランティアセンターの立ち上げに向けての検討を開始しました。また、全国社会福祉協議会の会議室で、同会議と広がれボランティアの輪連絡会議の団体を中心として呼びかけて、今回の災害支援をしているNPO等の情報交換会が、約50団体からの参加で開催されました。また、大阪、名古屋などで情報交換会が持たれました。 

■被災地NGO恊働センター ~被災地宮崎と東北をつなぐ支援活動
http://www.pure.ne.jp/~ngo/
阪神・淡路大震災発生直後の1995年1月19日に結成された「阪神大震災地元NGO救援連絡会議」の分科会「仮設住宅支援連絡会」として発足。翌年、「阪神・淡路大震災『仮設』支援NGO連絡会」に改組して分科会より独立、98年より現在の名称に改め、今に至っています。その間16年にわたって、国内外の被災地支援に取り組んできています。
今回の震災では、早くも地震発生当日の11日には先遣隊を被災地に派遣し、13日からは宮城県名取市の避難所で状況把握に努めつつ炊き出し活動を開始しました。被災地から毛布5万枚の要請を受けた静岡県ボランティア協会と協働して、毛布配布事業支援・受付仕分け業務も開始しています。
ここは、ちょうど、宮崎県・新燃岳噴火災害に対する支援をしているところで、今後も、この二つの災害に対する支援活動を継続していく予定です。そして、「被災地から被災地を支援しよう!」というコンセプトのもと、噴火被害を受けた宮崎県産の野菜を買い付け、東北の被災者の方への炊き出しに使うという、活動を始めました。被災で苦労をしている宮崎県の生産者への収入確保と、避難所で炊き出しを待っている東北の方々への救援とをつなぐものです。この炊き出しに使う野菜買い付けの資金として、1口3000円の「野菜サポーター」を募集しています。また、ボランティア活動資金も募集をしています。
・郵便振替?01180-6-68556/口座名義:被災地NGO恊働センター
・ゆうちょ銀行?支店番号:一一九(イチイチキユウ)店/店番:119/当座0068556 (通信欄に(1)「東北地震支援」または(2)「野菜サポーター」と記入)

■日本経団連
「東北地方太平洋沖地震への対応について」を発表し、積極的な救援活動に乗り出しています。
http://www.keidanren.or.jp/japanese/news/announce/20110314a.html 

■政府の「震災ボランティア連絡室」
政府は16日、被災地で活動するNPOやNGOなどの市民団体へ対する情報提供や要望を把握するため「震災ボランティア連絡室」を設置しました。その日にNPOの代表者らと国会内で初会合を開き、現地での活動について意見交換を行いました。 

■市民活動の情報誌NPO/NGO Walker
日本最大級のNPO/NGO メールマガジンNPO/NGO Walkerが、東北関東大震災号外を発行し始めました。

http://www.npo.info/ 

■特定非営利活動法人 市民活動情報センター
災害情報やNPOなどの救援活動の情報を掲載しています。
http://www1m.mesh.ne.jp/~sic/saigai110311/index.html 

■ファミリーリンク・ネットワーク
家族や友人、同僚の安否を確認したい場合、また自分自身の状況を連絡したい場合の方法がいくつか開設されていますが、そのひとつに、日本赤十字社と赤十字国際委員会とが開設したファミリーリンク・ネットワークがあります。 http://www.familylinks.icrc.org/wfl/wfl_jap.nsf/docindex/locate_jap?opendocument
 

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