大阪プライム法律事務所

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四天王寺ワッソに出演してきました

10.11.14 | 非営利・公益

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この11月7日(日)に、法円坂のNHK大阪放送局近くにある史跡「難波宮跡」で行われた「四天王寺ワッソ」に、若き仁徳天皇“大鷦鷯尊(おほさざきのみこと)”に扮して「出演」してきました。 
写真・右から2人目が三木。前列左端が浜村淳さん、前列左から2人目がMBS斎藤裕美アナウンサーです。・・・(写真もしくは「続きを読む」をクリックして本文をお読みください)。

 

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この11月7日(日)に、法円坂のNHK大阪放送局近くにある史跡「難波宮跡」で行われた「四天王寺ワッソ」に、若き仁徳天皇“大鷦鷯尊(おほさざきのみこと)”に扮して「出演」してきました。

(写真・右から2人目が三木 前列左端が浜村淳さん、前列左から2人目がMBS斎藤裕美アナウンサー)

四天王寺ワッソとは、古代日本の難波の宮を舞台に行われた、日本と朝鮮半島との国際交流の様子を、きらびやかな巡行で再現する祭りです。今年で19回目ですが、昨年は雨天中止となり、2年ぶりの開催でした。 

巡行には、古代の日本と朝鮮半島の優美な時代衣装を身にまとった約千人が参加しています。韓国語で「来た」を意味する「ワッソ!」の掛け声が響くなかで、古代から日本に渡来した東アジアの国々の人々の巡行と使節団を、聖徳太子、聖武天皇、光明皇后など古代日本人に扮した参加者が、当時の作法で出迎えるという趣向になっています。巡行前の式典では、日本の菅直人総理大臣と、韓国の李明博大統領からのメッセージが読み上げられました。来場者は4万5千人だったそうです。

舞台で迎える日本側の出演者の先頭として、私が、若き仁徳天皇“大鷦鷯尊”(おほさざきのみこと)に扮して上がりました。その後に、推古天皇、曽我稲目、中大兄皇子、大海人皇子、額田王、聖武天皇(パーソナリティ・浜村淳さん)、光明皇后(MBSアナウンサー斉藤裕美さん)、曽我刀自古、橘太郎女、聖徳太子(がんこフーズサービス会長・大阪商工会議所副会頭・小嶋淳司さん)、摂津職太夫(喜劇俳優・高田次郎さん)が続きました。

他の日本の登場人物は、野見宿禰、武内宿禰、菟道稚郎子、司馬達止、善信尼、中臣鎌足、良弁、行基です。

先頭で、“大鷦鷯尊”と大書された旗に導かれつつ舞台まで歩き、舞台の上に上がって観衆に向かって一礼しました。それに合わせて、「大鷦鷯尊」がどういった人であったかのアナウンスがなされました。第16代天皇である仁徳天皇のことで、人家のかまどから煙が立ち上っていないことに気づいて租税を免除し、その間は倹約のために宮殿の屋根の茅さえ葺き替えなかった、と言う逸話が紹介されていたのを覚えています。

その後、舞台の上にあがり、用意された席に座って、その後にやってくる日本の登場人物を迎え、さらには、その後にどんどんとやってくる百済、新羅、朝鮮王朝などの列を歓迎して見ていました。天日槍(アメノヒボコ=古事記、日本書紀に見える新羅の王子)役で経済学者の伊藤元重さん、善徳女王(そんどくじょおう=新羅初の女王であると同時に、日本の推古天皇に続いて東アジア2例目の女王)としてファッションモデルのAHN MIKA(アン・ミカ)さん、阿加留比売(あかるひめ=新羅から夫の天日矛(あめのひぼこ)のDVに耐えかねて日本に逃げ帰った女神)役としてジャズピアニスト小川理子さんもいました。

巡行が始まる前の午前には、「宮廷女官チャングムの誓い」でチェ尚宮役を演じた韓国女優キョン・ミリさんが、赤船特設ステージにて“韓食”をテーマにしたトークショーを見ました。すごい美人で、さすがに、韓国の宮廷料理ブームのきっかけともなったドラマですので、興味深く聞けました。巡行でも、朝鮮王朝隊として参加していました。また、韓国の女性パーカッショングループ「DRUMCAT」の演奏もありました。

四天王寺ワッソは1990年から続く秋の一大イベントですが、途中、支援企業の破綻で実行委員会が解散し、2001年から2年間、中止の危機に見舞われました。そのときに、三洋電機の井植敏会長(当時)が尽力して衣装等の道具を倉庫に預かり保管を申し入れました。中断後、そして三洋電機の棚橋清晴氏が奔走し03年からの復活に尽力をされました。そして、巡航場所を谷町筋から現在の難波宮跡に移し、新たにNPO法人大阪ワッソ文化交流協会を発足して、棚橋氏が初代事務局長になられました。残念なことに、復活年の2003年は雨で中止となりましたが、2004年からは見事に復活して、今日に至っています。

昨年に出演を頼まれていましたが、あいにく雨で流れて、今回は2年越しの出演となりました。まことに貴重な経験をさせて頂きました。今後とも、続いてほしい大阪の祭りだと思います。ぜひ、皆様も、来年は見物にお越しくださいませ。
 

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