17.03.13 | 音楽室から

皆さんは、楽譜を見たことがありますか？ 五線譜には、音符のほか、実に色々な記号が書かれているのです。

ppp～fff、＜＞、♭、♯、や、a tempo、accelerando、dolce　のように文字で指示しているものもあります。

さて、これはどういう目的で書かれているのでしょうか。

音符だけでは、その楽曲の持つ風合いを表現することができません。 ここは、静かにゆったりと、ここでは、強く激しく、甘く感情をこめて。など作者や編曲者の表現を伝えることが目的です。

同じ楽曲でも、この音楽記号や用語の通り演奏する事で、大変表情が豊かになります。

エルガーの愛のあいさつという曲が大変好きで、よくバイオリンで弾くのですが、"dolce"の指示が入ります。 お菓子のドルチェさながら、「やさしく、甘く」歌うようにの意味です。 この曲は、エルガーが奥さんにプロポーズをしたときに贈った曲だとか。素敵ですね。甘～い！！