アンサンブルは縦を合わせることから
17.03.28 | 音楽室から
皆さんは、楽器を演奏されますか?
はじめは一人で一曲演奏できるようになると、楽しくて次の曲へとモチベーションが高まり、より難易度の高い楽曲をチャレンジしていくのですが、やはりアンサンブルは醍醐味が違います。2台構成でも、複数構成でも主旋律とそれを引き立たせる内声やキャッチボールのような掛け合いなど正にライブです。ところが、どうも調子が合わない…。なぜなのでしょうか?
複数台で演奏を行う場合は、通常各パートが異なる旋律を演奏します。
全く同じ演奏を行うユニゾンでは全パート譜が記載されているスコア譜をみると当たり前ですが、すべての音符の縦軸が一致しています。
アンサンブルでは、これが一致していたりしていなかったりと一見バラバラですが、まずは一致している音符を合わせることが重要です。ほんの少し早くても遅くても演奏にメリハリがなく、美しいハーモニーが奏でられないのです。
このスコア譜上の音符の重なり、縦軸を合わせるためには各自が思い思いの演奏をするのではなく、自分以外のパートを聴き、演奏する姿を見ることで呼吸を合わせます。相手との呼吸を合わせることで、リズムもシンクロし、縦の合った美しい演奏をすることができるのです。とはいうものの、そう簡単にはなかなかいきませんね。演奏会を見る機会がありましたら、演奏するはじめに注目してください。リーダーとなる人が他の奏者にアイコンタクトで呼吸を合わせます。頭を下げて上げる。この時に息を吸い込む。そして演奏が始まります。レコードに針を落とす瞬間さながらですね。
弊所のスタッフさんを見ていてチームはもとよりスタッフ同士が仲が良く、仕事も息があっているなぁと思うのですが、呼吸が合っているのでしょうね。
音楽も仕事も縦軸を合わせると素敵なハーモニーが奏でられますよ。
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