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働き方改革も、アンサンブルも結局はバランスが大切

17.11.01 | 音楽室から

働き方改革という言葉を良く耳にするようになりましたね。今回のメルマガも、働き方改革に集中していますしね。
改革に取り組む企業を訪問し、お話を伺う中で、実に様々な取り組みをしていることに感心させられます。
ワークライフバランスから始まり、仕事ありきの生活を改めることから、働き方改革が提唱されました。
その基本方針は次の通りです。

①同一労働同一賃金など非正規雇用の処遇改善
②賃金引上げと労働生産性向上
③罰則付き時間外労働の上限規制の導入など長時間労働の是正
④柔軟な働き方がしやすい環境整備
⑤女性・若者の人材育成など活躍しやすい環境整備
⑥病気の治療と仕事の両立
⑦子育て・介護等と仕事の両立、障害者の就労
⑧雇用吸収力、付加価値の高い産業への転職・再就職支援
⑨誰にでもチャンスのある教育環境の整備
⑩高齢者の就業促進
⑪外国人材の受入れ
⑫10 年先の未来を見据えたロードマップ

これまでも重要視されてきたことが明文化されていますが、がん患者さんの就労支援をさせていただいている私としては、とりわけ、⑥病気の治療と仕事の両立 については、ずっと言い続けてきたことです。
とある協議会では、某教授から「必ず病者保護とか言い出す、主義者がいるんだよな」と耳を疑うあしらいを受けたことに、いまだに憤りを禁じ得ません。やっと、国が育児、介護に並んで取り上げてくれたかと思うところです。

さてさて、仕事ばっかりじゃ何のために働いているのか、人権は、尊厳はといった議論が生じてきました。
労働基準法でも、労働条件は「人たるに値する生活を営むためー」と規定されていますしね。
要は、塩梅が大切。バランス。

来月のカノンのアンサンブルに向けて、目下練習していますが、輪唱形式のこの楽曲は、1stが歌うときは大きく、2ndが歌うときは1stは静かにと掛け合うことで、一つの楽曲としてまとまりができます。働き方改革のコンサルタントとして、この曲を演奏するたびに、まるで1stと2ndが仕事と家庭のように感じてきました。家庭が充実していれば仕事も充実するし、仕事が充実していれば家庭も充実する。”やじろべえ”みたいなものですね。

食事も偏食はダメ。バランスが大事。人間だもの。

写真は、弊所の「社労士試験お疲れさまBBQ」の時のものです(*^^)v

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