社会保険労務士法人アルコ

ご存知ですか?脚立の正しい使い方

17.03.28 | チャレンンジ!労働クイズ

工事現場に限らず日常でも使用される「脚立」。知らず知らずのうちに、誤った使い方をしているかもしれません。

 

長崎労働局で大変良い問題を作成しています。

さて、脚立の使用方法として、どれが正しいでしょうか?

 

 

A  安定作業ができるので問2が正しい

 

B  左右のバランスが保てるので、問1問2が正しい

 

C  いずれも危険である

正解は C

解説の通り、またがっての作業は安定はしますが、脚立から降りる際に体を反転させる必要があり、バランスを崩して脚立ごと転倒の危険があります。

 http://nagasaki-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/library/nagasaki-roudoukyoku/anzen-eisei/action_zero2016_1107/03-02-02.pdf#search=%27%E8%84%9A%E7%AB%8B%E3%81%AE%E6%AD%A3%E3%81%97%E3%81%84%E4%BD%BF%E3%81%84%E6%96%B9%27

特に脚立の天板は踏みざん(踏み板のこと)に比べて幅が狭く、重心が最も高い位置にくるため、転倒、転落の危険があります。(特殊形状の天板に乗れる脚立を除く)

「天板に乗るな」表示のステッカーや標識も市販されているので、とりわけ仕事で使う場合は、必ず表示を行うようお願いいたします。

 

建設業における労災事故のうち、墜転落は35%を占めています。

安全帯の使用、足場と昇降設備の適切な設置はもちろんのこと、脚立や梯子の正しい使用を促し、実施することで未然に防ぐことができます。

新年度を迎え、ショッピングモールでも横断幕や飾り付けが賑やかですが、こうした展示物の取り付け取り外し時にも「脚立」は広く使用され、多くは新入社員の方など、未経験者が作業にあたることも事故を増加している原因といえます。正しい使い方からはじめ、ヒヤッとした、ハッとしたなどの情報を共有し、「こうした行為は行わない!」「この作業の時はこうする!」などなど、皆さんも職場で話し合ってみてくださいね。

前回の答え 正解はA

A 就職することになったので、会社に提出する健康診断を行ってほしいと申し出て、全項目の健康診断を受ける。 → 正解。

B 会社に電話をし、必要な項目を聞きながら、そのうち最も料金の安い健康診断を受ける。→ 金額の多寡ではなく必要項目について検査しなければならない。

C 定期健康診断は法律で定められている項目を実施するので、医師が省略して差し支えないと判断すれば、定期健康診断を受ければよい。→定期健康診断は省略できるも雇入時は省略できない。

 

★たくさんのご応募ありがとうございました!! 当選者の方には、別途メールが届きますので、楽しみにしてくださいね~。★

 

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