TFSコンサルティンググループ/TFS国際税理士法人 理事長 山崎 泰

TFSコンサルティンググループ/TFS国際税理士法人 理事長 山崎 泰
  • HOME
  • 税務・会計
  • ファイナンシャル・プランナー花輪陽子のシンガポールたより vol.5

ファイナンシャル・プランナー花輪陽子のシンガポールたより vol.5

18.12.10 | 税務・会計

ファイナンシャル・プランナーの花輪陽子です。

『少子高齢化でも老後不安ゼロ シンガポールで見た日本の未来理想図』を上梓しましたが、今回もシンガポールでの資産運用をご紹介しましょう。

「続きを読む」↓↓↓をクリック

◆ヘッジファンドを使った運用の魅力◆


ファイナンシャル・プランナーの花輪陽子です。
『少子高齢化でも老後不安ゼロ シンガポールで見た日本の未来理想図』を上梓しましたが、
今回もシンガポールでの資産運用をご紹介しましょう。

富裕層の中にはヘッジファンドを利用することによって、
リスクをコントロールしながら高いリターンを狙う人もいます。

ヘッジファンドとは、
様々な取引手法を駆使して、
市場が上がっても下がっても利益を追求することを目的としたファンドです。
ヘッジを日本語に訳すと「避ける」という意味になり、
相場が下がったときの資産の目減りを避けるといったところから用いられています。

普通の投資信託は、運用方法に制限を設定していて、
相場が一方向に動いた時にのみ利益が出る仕組みのものが多いです。

例えば、インデックス投信に投資をした場合、
上げ相場では、場合によってはヘッジファンドよりも高いリターンを出す場合もありますが、
下げ相場では、暴落の影響をまともに受けてしまいます。

一方ヘッジファンドは、比較的自由な運用が可能で、
先物取引や信用取引などを積極的に活用することで
相場の上げ下げに関係なく利益を出すことが可能になります。

リスクヘッジをしながらも積極的な運用を行うことができるのです。

ヘッジファンドに対して、
安値で買い叩いた資産を高値で売り抜くハゲタカファンドのようなイメージを
抱いているかもしれません。
そうしたヘッジファンドも中にはありますが、そればかりではありません。
 
投資信託には基本的に誰でも買うことができる公募のものと
限られた投資家から資金を募って運用をする私募のものがあります。

ヘッジファンドは適格投資家からお金を集めて運用をするので後者にあたります。
 
適格投資家の基準は国によって多少差はありますが、
一定以上の資産、もしくは収入がある必要があります。

またヘッジファンドは
一般に50万USDから、少なくとも10万USDからと、
一定の資産額からの預け入れになる場合が一般です。
 
ヘッジファンドと言いながら、当局に登録をしていないファンドもあります。

怪しい金融業者の見抜き方として、
当局に登録されているか、
会計事務所から監査を受けているか、
カストディ銀行を使っているか、
などを確認する
必要があります。

これらの仕組みがしっかりしていないと、最初は誠実に対応するつもりでも、
うまくいかなくなるとお金を戻せなくなる可能性が出てくるからです。

プロ向けファンドを上手に使うことで
リスクをコントロールしながらリターンを上げることが可能になりますが、
怪しい業者には十分に気をつけましょう。


★プロフィール★
花輪 陽子
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)CFP®認定者。
「ホンマでっか!?TV」などテレビ出演や講演経験も多数。
公式ホームページ http://yokohanawa.com/
twitter: @yokohanawa
facebook: https://www.facebook.com/yokohanawa
新刊情報『少子高齢化でも老後不安ゼロ シンガポールで見た日本の未来理想図』 (講談社+α新書)

TOPへ