23.03.09 | 経営全般

◆2023年の株式相場にはチャンスあり アジア、ヨーロッパなどが明るい

こんにちわ。
シンガポール在住、ファイナンシャル・プランナーの花輪陽子です。

2022年は「60/40 ポートフォリオ」にとって最悪の年となりました。

「60/40 ポートフォリオ」とは、60％を株式に配分して元本増価を提供し、40％を債券に配分して利回りとリスク軽減を提供するという伝統的なポートフォリオで、適度なリスクの投資家にとって信頼できる道しるべとして長い間重宝されてきました。

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■ 2023年の株式相場にはチャンスあり
　アジア、ヨーロッパなどが明るい

こんにちは。
シンガポール在住、ファイナンシャル・プランナーの
花輪陽子です。

2022年は「60/40 ポートフォリオ」にとって最悪の年となりました。

「60/40 ポートフォリオ」とは、60％を株式に配分して元本増価を提供し、40％を債券に配分して利回りとリスク軽減を提供するという伝統的なポートフォリオで、適度なリスクの投資家にとって信頼できる道しるべとして長い間重宝されてきました。

ゴールドマン・サックスのレポートによると、22年は金利上昇があったものの、
伝統的ポートフォリオはわずか 2.0％の利回りしか生み出しませんでした。

2022年以前の10年間(2011年から2021年)に、古典的な 60/40ポートフォリオは 11.0％という
驚異的な年間リターンを生み出しました。インフレ調整後でも、8.7％の年間実質リターンは、
約6％の長期水準を上回っています。

しかし、2000 年代に始まった悪名高い「失われた10年」の間、60/40 のポートフォリオは、
わずか 2.3％の年率リターンに留まり、投資家はインフレ調整ベースで価値を失いました。https://www.gsam.com/content/gsam/sgp/en/advisors/market-insights/gsam-connect/2022/is-the-60-40-dead.html

このように、投資家はより複雑なポートフォリオを構築する必要があり、よりプロの力を借りる必要が出てきそうです。

「ファイヤームーブメント」が米国で広がりましたが、
それはたまたま素人でも真似しやすい伝統的なポートフォリオが
うまく機能した時期が長く続いたからでしょう。

2023年は22年の下落の反動から市場が上手くいく可能性はあります。
しかし、長くは続かない可能性が高いです。
「失われた10年」のような投資環境が戻ってくる可能性も十分に高いのです。

■米国が1年以内に景気後退に陥る確率61％

WSJ(ウォール・ストリート・ジャーナル) 調査のエコノミストは、インフレ上昇率の緩和にも
かかわらず、今年中に景気後退することを見込んでおり、予測者は、今後 12ヶ月で 61％の確率で
リセッションが発生すると考えています。

CNBCの記事によると、「景気後退が株価に織り込まれたとは思いません」と、
SoFi の投資戦略責任者であるリズ、ヤング氏は言います。

景気後退時の株式市場の平均下落率が 44％であることを考えると、
投資家が景気後退を真剣に受け止めていることを示すには、市場が最近の高値から少なくとも
30％下落する必要があると彼女は言います。

より深刻な不況を示唆する主な要因は、企業収益の大幅な減少であり、
これにより株価が下降気流に陥る可能性があるとヤング氏は述べています。
https://onl.sc/bMF4izJ

このように、現在はFRBの政策転換によって株式相場が上昇する機会と、
不況に陥り本格的にベア相場に突入するリスクとでせめぎ合っています。

しかし、株式市場が2021年のように割高ではないので、
過度に恐れなくてもよいということでしょう。

底値で買うことは不可能なので、時間分散をしながら長期的な果実を得るために
投資は継続をしたほうがよいということです。

→全文はこちらから読みいただけます。
https://100mylifeplan.com/2023/02/26/cl-111/


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https://www.mag2.com/m/0001687882


★プロフィール★
花 輪  陽 子
1級ファイナンシャル・プランニング技能士（国家資格）CFP®認定者。
「ホンマでっか!？TV」などテレビ出演や講演経験も多数。
公式ホームページ　http://yokohanawa.com/
twitter: @yokohanawa
facebook: https://www.facebook.com/yokohanawa

書籍 
★『少子高齢化でも老後不安ゼロ シンガポールで見た日本の未来理想図』 (講談社+α新書) 
★『日本への警告 米中ロ朝鮮半島の激変から人とお金が向かう先を見抜く 』(講談社+α新書)    ジム・ロジャーズ　花輪陽子監修
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