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表現案チェックの定番AIDMA(アイドマ)の法則について考える
14.01.19 | ビジネス【マーケティング】
広告はWhat to sayとHow to sayでできている、
という話があります。
今回はHow to sayを表現するのに
もっともわかりやすい
AIDMA(アイドマ)の法則をもとに、
How to sayを考えてみましょう。
佐藤達郎の今すぐ使える!マーケティング手法
AIDMA(アイドマ)の法則は、
Attention→Interest→Desire→Memory→Actionの
頭文字を取ったものです。
人が広告などに接触してから
購買行動(Action)に至るプロセスを理論化したものですが、
逆に言うとこの5つの要素を満たしているかどうかで、
あなたの関わるチラシや広告のHow to sayが
一定の基準を満たしているのか、
チェックすることが可能です。
人はまず、注意(Attention)を惹かれます。
これが無ければ、せっかく用意したチラシも広告も、
見た人にとっては存在しないも同じです。
この注意がさらに進んで行くと、
次に来るべきものはInterest(興味)です。
いくら注意を惹かれても、
「自分には関係ないや」と思われれば、
そこでおしまいです。
Interestの次に来るものは、Desire(欲望)です。
欲しい、買いたい、相談してみたいという
Desire(欲望)にまでつながらなければ、
買ってもらうことはできません。
そして、その次に来るものは、Memory(記憶)です。
さまざまな情報がある中で、
その商品や会社の名前や情報を覚えてもらわなければ、
結局買ってもらえないから必要なのだ、
と理解しておきましょう。
そして、最後がAction(行動)です。
これだけのプロセスを経てやっと、
人は商品を買うに至り、
仕事を発注するに至る、というわけです。
あなたの、あるいはあなたの会社や
事務所のチラシや広告の案について、
今度、このAIDMAの法則に沿って、
チェックしてみてはいかがでしょうか。
次回の佐藤達郎の今すぐ使える!マーケティング手法は
「AIDMA(アイドマ)の法則の、AとIについて、
詳しく考えてみよう。」をお届けします。
[プロフィール]
佐藤 達郎(さとう・たつろう)
多摩美術大学教授(広告論 / マーケティング論)、コミュニケーション・ラボ代表。2004年カンヌ国際広告祭日本代表審査員。浦和高校、一橋大学、アサツーDK、(青学MBA)、博報堂DYを経て、2011年4月より現職。著書に、『NOをYESにする力!』『アイデアの選び方』『自分を広告する技術』『教えて!カンヌ国際広告祭』がある。
[記事提供]
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