- HOME
- 記事一覧
記事一覧
-
- 14.10.14 | 所長メルマガ
- 「競合相手のいない、すき間をねらえ」とは・・・・・
- 「競合相手のいない、すき間をねらえ」。これは中小零細企業の取るべき正しい経営の一つと言われます。また、ランチェスターの法則から、弱者(市場占有率が2番目以下)の戦略としても有効とされます。 しかし、この言葉をそのまま信じ込むのは間違いと思います。大抵、競争相手がいないところは、お客が少なかったり、採算が合わない状態だからです。獲物の少ない不毛の地で狩りをしても収穫は全く期待出来ません。お客様の大勢いるところで事業を展開するのが普通でしょう。ただ、スポーツの初心者がいきなり有名な大会に挑戦せず、小さな競技会など経験を積んで自信を付けてから大きな大会に挑戦するように、ランクを下げ 勝てる地域や分野や商品で事業を始めるのは理にかなっています。当然、本命の場所は競合相手ばかりですが、ここでは地域や分野など絞り込んで核となる部分に集中します。その部分では競合相手の数倍のエネルギーの投入が必要です。そうすると競争に競り勝ち競合相手は少なくなります。 その範囲を徐々に広げていきます。これが本当の「競合相手のいない」ところであり、自分の努力で作り出すのが正しい。最初から競争の少ないところを探すのは、逃げの姿勢であり本気でないと思われます。
- 続きを読む
-
- 14.09.15 | 所長メルマガ
- 中小零細企業は経営計画を作成する必要が有るか?
- 私の経験から、経営計画を作成し、全社員に公開している所は、1~2%ぐらい。幹部職員のみ公開が1割程度。作成したが公開していない(社長だけが知る)を含めると3割程度と思われます。しかし、全体の7割程度あるいはそれ以上の経営者は漠然とした計画を持っています。残りの2、3割が目の前の仕事の事で精一杯、後は天(景気)まかせでしょう。経営計画を作成しない理由として上げられることは、①小さな会社では景気や大口の取引先の影響されるから。②社長自らが利益を生み出す源泉であり、社員は補助的で、当然経営に関心も無い。だから、わざわざ頭の中にある考えを公表する必要は無い。③作ってもその通り行ったことが無いので無駄である。④計画があればそれに縛られ、外部環境の変化に対応が遅れる可能性がある。⑤利益まで公開すれば、社員の給与や賞与アップの要求が高まる危険性がある。⑥仕事が忙しく時間が作れない。⑦計画の作り方がよく分からないから。などがあります。これらに検討を加えてみます。
- 続きを読む
-
- 14.08.17 | 所長メルマガ
- 企業はお客様の要望を聞くべきかどうか?
- 一般論で言えば、要望に応えるのは当然のことと思われる。しかしながら、お客様のアンケートに基づいて商品開発をしたところ、全く売れなかったと言う話を聞いたことがある。お客様が熱心なユーザー(上顧客)ならば、応えるのは正しいかもしれない。しかし、とりあえず選択した、あるいは、関心がある程度のユーザー場合は、これに真剣に応えると失敗することも多い。もちろん、ターゲットの異なるお客様の声なども直接反映させる必要はない。その場合、必要に応じて別の商品サービスを提供し始めればよい。初級のユーザーに対しては、要望を聞くよりも正しい使い方を伝えることが大切となる。これを十分に行っていない企業は多い。たいていの場合、ユーザーよりも企業の方が、商品やサービスについての情報を、より多く持っている。また、お客様も既存の商品サービスの領域から離れた想像は稀です。だから、お客様に便利な商品サービスを新たに提供すると「そうそう、こういうものが欲しかったんだ」と潜在的ニーズに初めて気づくものだから、今まで市場に無かったより創造的な商品サービスを提供する場合、企業はそのマスターとして新たなユーザーに伝授(布教活動)する責任がある。
- 続きを読む
-
- 14.07.13 | 所長メルマガ
- 社員能力アップの方法
- どこの会社であっても、職員の能力アップのための教育は大変難しいものです。昔は「優れた先輩を見て真似ろ」でも良かったですが、今日では通用しません。多くみても20%ぐらいで、残り80%は こちらから積極的にトレーニングする必要があります。方法は色々あると思いますが、スポーツや趣味の初心者向けのやり方が参考になります。まず最初に①仕事をやるための基礎力の確認。次に②基本となる型の訓練。最後に③応用(負荷)への挑戦。これが自然の流れです。これを意識しないと無駄が多くなります。
- 続きを読む
-
- 14.06.21 | 所長メルマガ
- 「EQ」こころの知能指数
- 「EQ」こころの知能指数(Emotional Intelligence Quotient) と言う言葉があります。
IQ(知能指数 )に対抗した名称です。アメリカで研究が始まり、日本でも紹介されました。IQ(知能)が高いのに成果が上げられない人々(研究者)が存在し、その原因の追求から、社会生活で高い成果をあげるには、知能に加えて こころの使い方の能力も大切であり、そのためEQを上げるトレーニングが必要となったのです。 - 続きを読む
-
- 14.06.21 | 所長メルマガ
- 今月の本の紹介
- 『京セラフィロソフィー』稲盛和夫著 サンマーク出版 2592円(税込)が出版されました。600ページもあり 京セラ(稲盛和夫氏)の経営哲学の解説書として大変素晴らしいものです。
以前は一般向け販売はなく「盛和塾」の事務局に直接申し込みでのみ購入可能でした。今回、何周年かの記念にあたるとかで、興味ある人は誰でも読めるようになりました。 - 続きを読む