- HOME
- 記事一覧
記事一覧
-
- 15.08.17 | 所長メルマガ
- 長寿企業を目指す選択肢もあります
- 今までどちらかと言えば、拡大成長を支援するような記事を多く書いてきました。しかしながら、市場規模の小さな業種や手間がかかる割に儲けが少ない業種の方々には、成長路線は大変難しものです。それよりは、出来るだけ長く事業を続けることを目標とすることも有りだと思います。日本には長寿企業が世界的に多いと言われています。100年企業はかなり有りますが、300年続く企業も存在します。しかし、よく調べてみると会社の規模は社員数名の零細や中小企業レベルが多いようです。だから、三代に渡って同じ場所で同じ家業を営んでいることも決して悪くない。社会の変化に適応出来ず、食っていけなくならなければ良いのです。極端に言えば、第一次産業である農林水産業でも同じだと思います。
- 続きを読む
-
- 15.07.13 | 所長メルマガ
- 経営上の有事・危機の 準備・対策はありますか!
- 「有事」は軍事用語だそうです。ここでは「平時」ではない状態だと考えてください。そう言うと次のように考える人が多い。・・・同業者他社が主力店の近くに出店した。より安い類似商品を販売始めた。値段は変わらないが品質が明らかに優れている製品を出した。今までコンスタントに売れていた主力商品がさっぱり売れなくなった。不況で消費者の財布のひもが堅くなった。
- 続きを読む
-
- 15.06.15 | 所長メルマガ
- 夢のある壮大な計画を作りませんか!
- ここ1、2年は映画館で映画を見ていません。どうしても見たいと思う作品が無かったからです。見逃しても後でDVDで良いと考えています。ところで年末ごろ「スターウォーズ」の新作が予定されています。楽しみにしています。この「スターウォーズ」は最初の作品が作られたころから ルーカス監督は 三部作×3(世代)の 9作品を構想してあったそうです。第一作は真ん中のシリーズのⅣからスタートです。予算など限られた条件で出発。大ヒットとなったため、続編の Ⅴ、Ⅵ が作られ一旦終了。時間置いた後、最新のCGなど駆使して、最初に作ったシリーズの親の代(過去)のⅠ、Ⅱ、Ⅲの三部作を完成させました。ルーカス監督は、最終作に本人や家族がワンシーン登場するなど楽しんであったそうです。そして、次の世代の三部作について、自分は作らないが、引き継ぐ適切な人達がいれば続編が作られることを拒否はしないと言ってあり、事実その通り、ディズニーが後を継ぐことになりました。最初のシリーズの Ⅳ、Ⅴ、Ⅵ も最新のDVD等では 後で作ったシリーズとの映像技術の進歩による違和感を減らすため、一部のシーンを追加したり、CGで加工が されていたりします。
- 続きを読む
-
- 15.05.18 | 所長メルマガ
- 社員教育は無駄が多い!?
- 中小零細企業には優秀な社員は行かないものです。最近の求人でも応募が少ないとの話を聞きます。本人だけでなく親など周囲も、大企業や リストラのないと言われる公務員等を希望します。したがって、あまり優秀でない人?を採用し、育てて行くしかないのでしょうか。また、教育に関しても否定的な話を聞きます。「お金を掛けても効果はあまりない」「期待していた多少できる人は独立(転職)した」など。
- 続きを読む
-
- 15.04.13 | 所長メルマガ
- 勘定科目は勝手に作ってかまわない!?
- お客様からよく勘定科目について聞かれることがあります。正しい答えを求めてあるようですが、適当でかまいません。上場会社であれば、比較検討する必要性から一般的な決まりは有ります。簿記会計の教科書は、これをベースとしていますから、経理担当者はそれが当たり前のことと理解しています。市販の会計ソフトも同様に作られています。ところで法人税法では「益金」と「損金」の差額の「所得」に税金を課します。収入・費用(原価)と 益金・損金は、だいたい同じですが、違う分を申告書で加減し調整します。勘定科目については会社が採用しているものを使います。ただ税務署が特に注目する科目は、人件費、交際費、寄付金 の性質を持つものと税金(租税公課)でしょう。
- 続きを読む
-
- 15.03.16 | 所長メルマガ
- 今年の確定申告についての報告
- あらかじめ断っておきますが、当事務所での結果です。所得税・贈与税の申告件数は最終で三百件を少し下回る件数です。内訳は 追加の納税額がある人45%程度、還付となる人40%、税額に変動がない人15%程度です。例年と比べると還付(税金を返せてもらえる)が多いようです。この傾向は続くと思います。還付が多い理由の一つとして、医療費控除を受ける人が多くなったことが上げられます。医療費の領収書を捨てずに集める習慣が定着してきたから?でしょうか。寄付金控除等のうち「ふるさと納税」は数人だけでした。小口を数市町村にされた人もいらっしゃいました。恩典もあるようですので今後は増加するものと思います。
- 続きを読む
-
- 15.02.16 | 所長メルマガ
- 何処に儲けがあるか解っていますか?
- 経営者ならば当然ですが、組織が大きくなると末端の社員やアルバイトなどには理解できていないところも多いでしょう。ところで、商品の利益率が一定のところは滅多になく、大抵ばらばらです。そうすると、例えば3万円の目標売上を達成するのに1万円の商品を3個販売した場合と 2千円の商品を15個販売した場合とでは儲けが異なります。当然、利益率が高い方が望ましい訳ですが、それが解っていないと 売り易い方を勧めることになります。また、お客様の希望に合う商品が複数ある場合、会社の儲けの少ない方を強く勧めたりもします。さらには、ライバル社との対抗上の低価格商品など、売れても儲けが ほとんど無いものもあります。だから、ある程度は、末端の人にも解ってもらっておくべきでしょう。
- 続きを読む
-
- 15.01.13 | 所長メルマガ
- 役に立たない経営計画は作らない方が良い!?
- 正月に個人の一年の計画を立てる方も多いと思います。紙に書かなくとも、どうしようかあれこれ考えることで、行き当たりばったりの惰性で過去の延長線上にある人生と異なる生き方ができる可能性が広がります。もちろん、本気でトライするかどうかで達成度は変わってきます。会社においても次年度の経営計画を作成してある方が、経営計画の無いところよりも業績が良いと言われています。私ども税理士等も融資の関係から経営計画作成のお手伝いをすることもあります。しかし、実際計画通りになることは滅多にありません。私は全ての会社で細かい数値の計画が必要だとは思っていません。そこで中小零細企業の経営計画について参考となる考えを紹介します。
- 続きを読む
-
- 14.12.15 | 所長メルマガ
- 個性の合わないものを目指すべきで無い!?
- 自動車で言うと、燃費の良くて小回りの効く軽自動車と馬力の高いスポーツカーや大型トラックで スピードや荷物の輸送量を競争させても結果は明らかです。無理をすると軽自動車の方が事故や故障も多く発生するでしょう。人間の場合は努力によって変わる部分も有りますが、好奇心旺盛で行動力のある人(冒険者)と 慎重でコツコツと努力を続ける人(挑戦者)と大きく2つに分かれると思います。もちろん、両方併せ持った人やどちらもダメな人もいますが、ここでは無視します。事業の創業者や業績を大きく伸ばした経営者などは大抵前者です。自分の能力を活かせる仕事がないから、上司と合わないから、リストラされたとしても サラリーマンから経営者に転身する人は少ないようです。だから後者はこちらに多い。創業者と二代目等が対立する場合がありますが、その原因の一つかも知れません。しかし、同族会社の経営の場合は時間を掛けて調整を図れば良いのですが、一般社員の場合は大変です。せっかちな社長(上司)のもと成果をすぐ上げないとダメ社員の烙印を押されかねません。また、今でも年功序列的な人事が残っている職場もあり、職人タイプで調整能力の低い人が中間管理職に成ったりすると苦労し最悪の場合うつ病などになることもあります。
- 続きを読む
-
- 14.11.17 | 所長メルマガ
- 業界の常識に囚われないこと
- 先日、会計事務所向けのセミナーのため東京に行ってきました。内容は 士業のマーケティング・営業の成功事例とIT系営業の専門家による講演、そしてメインは 日本より先行していると言われてアメリカの会計事務所のインターネットを活用した(クラウドと呼ばれる)仕事の事例紹介でした。参加した多くの人は、今後日本でも起こりうる、経理、会計、税務、経営管理など変化に対して不安と期待を抱いたものでした。「クラウド化の波にどう対応するのか」これが課題のようです。そして、事務所に戻りセミナーの報告をした後、気づきました。
- 続きを読む